...今は宏壯なあの家に靜枝は新夫人となつて納つて居るとやはり唖々君から便りがあつた...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...新夫人にかしずかるべき処を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...新夫人(にいおくさま)の...
泉鏡花 「海神別荘」
...最初は上品な丸髷に結った新夫人を...
上村松園 「作画について」
...目賀野千吉と新夫人との生活はあの孔(あな)からすっかり撮影され...
海野十三 「蠅」
...新婦の綾子さんが二十二歳だったんですわね」「新夫人はどちらから?」「政友会の山科さんのお嬢さんです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...再赴任せられる時は新夫人を伴って来られるだろうというのです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...―――あの新夫人在原氏が生んだ晩年の子は...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...私は新夫人にも好感を持たれている...
外村繁 「澪標」
...われは唯この迷ありしがためにいはゆる当世の教育なるもの受けし女学生上(あが)りの新夫人を迎ふる災厄を免(まぬか)れたり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...令嬢豊子さんは子爵金子氏令嗣(れいし)の新夫人となっている...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...左大臣も二条の院の新夫人の件などがあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この餠の説明も新夫人に源氏が自身でしたに違いない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しばらく御自身のお居間でお寝(やす)みになってから起きて新夫人の文(ふみ)をお書きになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...左大臣家の新夫人は不満足に思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...重役の令息の新夫人に脅迫状を送る……なぞいうのがいくらも暗(やみ)から暗(やみ)へ葬られている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ゾッコン首(くび)っ丈(たけ)になっている新夫人から...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...新夫人にはジュリア...
和辻哲郎 「鎖国」
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