...どうしても素志貫徹にいたらず...
上村松園 「あゝ二十年」
...予(かね)ての素志を貫ぬく足掛りには持って来いであると喜んで快諾した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...諸君が平常の素志目的を貫くの一端に外(ほか)ないと思います(拍手大喝采)...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...どこまでも素志を貫く覚悟があるか」正造は膝を乗りだして答えた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...素志の蹉跌(さてつ)を意味したであろう...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...ひどく俺を赦したがっていたんだからなあ!……ところがそうした奴さんの素志は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...素志を翻(ひるがえ)して絵事(かいじ)に従へるなり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...一父秀忠と祖父家康の素志を継いで...
長與善郎 「青銅の基督」
...ただまっとうに「攘夷」の素志があるというだけですでに厄介な代物だった...
服部之総 「新撰組」
...率直に素志をのべると...
久生十蘭 「新西遊記」
...而(しこう)してその素志(そし)果して行われたるか...
福沢諭吉 「学者安心論」
...儂(のう)平常の素志も...
福田英子 「妾の半生涯」
...私の素志が実現されようもないのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の素志をのべた上...
吉川英治 「三国志」
...私の素志を聞いていただきたい...
吉川英治 「三国志」
...今にして日頃の素志を貫かなければ...
吉川英治 「三国志」
...三にはわが源家再興のため――と素志(そし)を天にちかった願文だった...
吉川英治 「私本太平記」
...元々これが彼らの素志でもない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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