...零落不平素志を達せずして終(つひ)に道徳上世に容(い)れられざる人となることもあるべし...
石橋忍月 「罪過論」
...予(かね)ての素志を貫ぬく足掛りには持って来いであると喜んで快諾した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...また実に諸君が平日業務に従事せらるる素志目的に戻るものと謂(い)わねばなりません...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...諸君が平常の素志目的を貫くの一端に外(ほか)ないと思います(拍手大喝采)...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...目的を達成するまでは断じて素志を枉(ま)げぬ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...素志を枉げぬ与八は周囲の村民たちから種々と蔭口され嘲笑をきかされる破目になった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...素志の蹉跌(さてつ)を意味したであろう...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...率直に素志をのべると...
久生十蘭 「新西遊記」
...而(しこう)してその素志(そし)果して行われたるか...
福沢諭吉 「学者安心論」
...太田君の素志も一時の水の泡となり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...平常の素志(そし)を果さん心意なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...儂(のう)平常の素志も...
福田英子 「妾の半生涯」
...御身(おんみ)が素志(そし)たる忠君愛国の実を挙げ給え...
福田英子 「妾の半生涯」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...一つこの植物志を作ってやろう――そういうのが私の素志であり目的であった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...私の素志が実現されようもないのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の素志をのべた上...
吉川英治 「三国志」
...三にはわが源家再興のため――と素志(そし)を天にちかった願文だった...
吉川英治 「私本太平記」
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