...ダイヤモンドは純粋の炭素より成ることを確めた...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...心細くこそ候へ」と、入道相国を切諫したる、素より宜なり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...素より神話学の職分なるも...
高木敏雄 「比較神話学」
...赫夜姫が竹の中より生れたりとの一条は、素より、他より来れる分子にして、赫夜姫の根本的性質と、何等の関係あるに非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...養女にては素より...
高山樗牛 「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」
...当人のことや国元のことは素より...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼は素より悪魔の唯物論に反感を有っているが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...政治的自由は素より...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...政治的進歩は素より文化的進歩さえがどうでもよい...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...然るに親族の中今日上院の議員となり居れる何某の如きは墓石に位階勲等を記入せんとし又某県の知事を勤めいたる何某の如きは某寺の僧より内々頼込まれたる事でもありしと見え家翁の平素より釈氏を好まざりし事を知りながら仏葬せよといいたる事なぞあり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...素より斷片なり、一篇の文章としては見るべからず...
長塚節 「寫生斷片」
...素より修學旅行などに隨伴したことがなく...
長塚節 「旅行に就いて」
...そんなものは素より眼にも入らず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素より白けた座を救ふ由もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素より人の手でわざ/\拵(こしら)へたものではありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素より署名も何んにもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...註 本篇は素より作者の創作である...
平出修 「公判」
...水素よりももっとすきとおっていたのです...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
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