...紛々と躍り狂うて居つた...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...紛々(ふんぷん)たる文壇の張三李四(ちやうさんりし)と...
芥川龍之介 「骨董羹」
...その又砂利の上には庭樹の落葉が紛々(ふんぷん)として乱れてゐる...
芥川龍之介 「東京小品」
...或は天平寳字八年と云ひ諸説紛々として一定せず...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...意味は徳川時代から茶人の間の問題となっていて、諸説紛々...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...人生が雑多紛々で...
田山録弥 「ある時に」
... 325かく紛々とアカイアの軍勢勇を喪ひて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...世間復た侯の未来をいふもの紛々として起る或は曰く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...怒気紛々として掴みかかろうとしている下郎たちも...
中里介山 「大菩薩峠」
...流説紛々...
中島敦 「光と風と夢」
...四辺(あたり)が大黒帽に飛白(かすり)の衣服(きもの)で紛々(ごたごた)となる中で...
二葉亭四迷 「平凡」
...和歌のやさしみ言い古し聞き古して紛々(ふんぷん)たる臭気はその腐敗の極に達せり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...中にはまた文庫の塵(ちり)の香の紛々と鼻を撲(う)つものもなしとしない...
柳田國男 「地名の研究」
...班内でも諸説紛々という有様であったらしい...
夢野久作 「ざんげの塔」
...紛々とうごいた白い花屑が...
吉川英治 「私本太平記」
...それすらも諸説紛々(ふんぷん)で...
吉川英治 「私本太平記」
...文武百官の廟議(びょうぎ)は紛々(ふんぷん)をかさねたすえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...紛々(ふんぷん)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索