例文・使い方一覧でみる「紛々」の意味


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...嘴(くちばし)を鳴らして紛々と飛び繞(めぐ)つてゐるのでございまする...   嘴を鳴らして紛々と飛び繞つてゐるのでございまするの読み方
芥川龍之介 「地獄変」

...当テ二微雪俄ニ下リ紛々舞レ空之際ニ一...   当テ二微雪俄ニ下リ紛々舞レ空之際ニ一の読み方
京山人百樹刪定 「北越雪譜」

...それは紛々(ふんぷん)として狂人のようであったが...   それは紛々として狂人のようであったがの読み方
田中貢太郎 「阿宝」

...刀刃または兩刃の 25槍を用ゐて彼と是紛々として屠り合ふ...   刀刃または兩刃の 25槍を用ゐて彼と是紛々として屠り合ふの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...トロイア軍は紛々と亂れて逃れ...   トロイア軍は紛々と亂れて逃れの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...頽廃(たいはい)した享楽家も悪臭紛々たる不道徳家も...   頽廃した享楽家も悪臭紛々たる不道徳家もの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...既に盛りを過した梅の花は今しも紛々として散りかけている最中であった...   既に盛りを過した梅の花は今しも紛々として散りかけている最中であったの読み方
永井荷風 「十六、七のころ」

...怒気紛々として掴みかかろうとしている下郎たちも...   怒気紛々として掴みかかろうとしている下郎たちもの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...紛々擾々(ふんぷんじょうじょう)たる中へ...   紛々擾々たる中への読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...紛々(ごたごた)と目まぐるしく心の上面(うわつら)を過ぎて行く...   紛々と目まぐるしく心の上面を過ぎて行くの読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...低い繊弱(かぼそ)い声が紛々(ごちゃごちゃ)と絡み合って...   低い繊弱い声が紛々と絡み合っての読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...月影紛々終(つい)に完円を見ず...   月影紛々終に完円を見ずの読み方
正岡子規 「俳句の初歩」

...俗臭紛々難有味(ありがたみ)少しもなく...   俗臭紛々難有味少しもなくの読み方
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」

...紛々(ふんぷん)たる万事は破竹のごとくなるべしなどと広言しつ...   紛々たる万事は破竹のごとくなるべしなどと広言しつの読み方
森鴎外 「舞姫」

...中にはまた文庫の塵(ちり)の香の紛々と鼻を撲(う)つものもなしとしない...   中にはまた文庫の塵の香の紛々と鼻を撲つものもなしとしないの読み方
柳田國男 「地名の研究」

...落花紛々、その下にも、今にも散らされそうな二つの命――「ああひどい目に会った」「あんな所へ寄り集(たか)って盲滅法の飛ばッちりでも食った日にゃ、いい面の皮だ」ほうほうの態で、大師堂の茶屋へ帰って来たさっきの客は、ちょっとのぞいて来た虚無僧と侍の斬り合いを亭主に話して聞かせたが、その話がまた、輪に輪がかかっていかにも物々しい...   落花紛々、その下にも、今にも散らされそうな二つの命――「ああひどい目に会った」「あんな所へ寄り集って盲滅法の飛ばッちりでも食った日にゃ、いい面の皮だ」ほうほうの態で、大師堂の茶屋へ帰って来たさっきの客は、ちょっとのぞいて来た虚無僧と侍の斬り合いを亭主に話して聞かせたが、その話がまた、輪に輪がかかっていかにも物々しいの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...鵞毛(がもう)のような雪が紛々(ふんぷん)と天地に舞っていた...   鵞毛のような雪が紛々と天地に舞っていたの読み方
吉川英治 「三国志」

...やがて夜明けと共に消え去った――とか紛々たる取沙汰なのである...   やがて夜明けと共に消え去った――とか紛々たる取沙汰なのであるの読み方
吉川英治 「源頼朝」

「紛々」の読みかた

「紛々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「紛々」


ランダム例文:
帰命頂礼   完訳   曲がり具合  

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