...表紙の除(と)れた...
泉鏡花 「婦系図」
...暫くすると肝腎のヘツケル教授から手紙がカアネギイのところに達(とど)いた...
薄田泣菫 「茶話」
...その表紙の絵をかいたり...
太宰治 「兄たち」
...しかも彼が持っている数個の茶色の紙包みを荷厄介(にやくかい)にしていたのだった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...そのかさは円筒状の竹籠に紙をはつたもので黒塗りの風雅な台にのつてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...仲間の糶市(せりいち)に偶然わたくしの若い時分の手紙が出たからと言つて...
永井荷風 「来訪者」
...私が心配して双方を融和するために手紙を書いた時は...
夏目漱石 「こころ」
...mimosa(オジギソウ)saponariaの煎じ液を通した銀針を紙で包んで死体の口に入れる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...ああさんたまりあ裸馬の肌えに巻く霧昼の霧はバットの銀紙すさのおのみことの恋の霧金もなき日の埃の綿つむぎ車のくりごとよ昼の霧 哀しき昼の霧...
林芙美子 「新版 放浪記」
...与一に故郷からの手紙を見せようと思った...
林芙美子 「清貧の書」
...どうかあなたのご希望をおっしゃって下さい」Kはクラムの手紙を読みあげ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それはお前の姉からの手紙だつた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...此の文体に表れた所は何等自然的な皮膚を恵まれていないボール紙へ塗った胡粉のような痛々しい化粧丈ではないか...
松永延造 「職工と微笑」
...……いや実はお母さまから手紙がきやしてね...
三好十郎 「樹氷」
...万葉の歌人柿本人麿(かきのもとのひとまろ)を紙祖と崇(あが)めますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...日本の百円札みたいなネットリした紙にミッチリと書詰(かきつ)めたもので...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...なるだけ熱情を出すやうに努めながら手紙を書いた...
横光利一 「悲しみの代價」
...紙面の宋版の木活字が時にひらひら風にうごくのを...
吉川英治 「私本太平記」
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