...純粋に盗むことだけの目的で...
太宰治 「春の盗賊」
...此の夜のに於けるが如く純粋にして充実せるは無かりき...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...第三に、それ自身によって知られ、読者が自分において発見するところの命題、例えば、同じものは同時に有ると共にあらぬことはできぬ、また、無はいかなるものの動力因であることも不可能である、及びこれに類する命題を、注意深く考量し、そしてかようにして自然によって自分に賦与されている、しかし感覚の表象が極めてはなはだしく混乱させ不分明にするのをつねとするところの悟性の明瞭さを、純粋に、感覚から解放して、使用するように、私は要請する...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...このように純粋に物質的な現象...
寺田寅彦 「物質群として見た動物群」
...処で個体はもはや純粋に判断的なものではあり得ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...純粋に学問を身につけるために...
中谷宇吉郎 「淡窓先生の教育」
...大きく云えば一篇――そう純粋に行くものでないのはたいてい御分りになりましたろうが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...音楽的教養の高い人を飽かせないだけの美しさと純粋に芸術的な良さを持っている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...純粋に島国的な日本人になってしまう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それでもまだ純粋に好奇的な考証趣味におちこんでしまったとは...
服部之総 「咸臨丸その他」
...技術が純粋に理論的観想的なる学問の後からの随伴的な「応用」に過ぎぬというがごときものでなく...
三木清 「科学批判の課題」
...純粋に懐疑に止まることは困難である...
三木清 「人生論ノート」
...また歴史の発展が純粋に内在的で連続的なものであるとしたならば...
三木清 「哲学入門」
...認識することは対象に純粋に身を委ねることであると考えても...
三木清 「哲学入門」
...……これらの前提は純粋に経験的な方法で確められることが出来る***...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...親類でもなく、師でも友でも無い、尊敬する一人の学者としてのみ間接に、間接に知っている人の死に対して、それ程直接に、純粋に、驚愕と混迷とを感じたのは何故だろう...
宮本百合子 「偶感一語」
...つまり純粋に芸術的な業績としてチャンと――...
三好十郎 「好日」
...純粋に美を追う美術ではなく...
柳宗悦 「民藝の性質」
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