...」火は非常に純粋になった物質の形と考えられていて生命または魂にさえ似ている...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...――純粋に運筆することの...
太宰治 「富嶽百景」
...純粋に論理的なものから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...純粋に創作技術上の忠告や注文というようなものは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...純粋に母性としての訓育を受けてることから...
萩原朔太郎 「家庭の痛恨」
...主観の最も純粋に...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...口の利きかたは丁寧だが、純粋に職務的で、人間同士としての「おやすみなさい」という挨拶は省いている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...純粋に思想する者である限り...
三木清 「危機における理論的意識」
...この意識のはたらきを純粋に記述する学問は――若しかかる学問があつたとすれば――あながちヒストリスムスとして排斥すべきでもないでせう...
三木清 「消息一通」
...しかるにそれが一般にはそのように純粋に把握されなかったのは近代の拝金主義の結果である...
三木清 「人生論ノート」
...思想が純粋に思想としてもっている力は仮説の力である...
三木清 「人生論ノート」
...あらゆる超越的なものを斥けて純粋に内在的な立場に止まろうとするのが生の哲学の一般的傾向である...
三木清 「哲学入門」
...認識することは対象に純粋に身を委ねることであると考えても...
三木清 「哲学入門」
...道徳的行為は純粋に義務のために義務を行うものでなければならぬと考えるのである...
三木清 「哲学入門」
...さきに心理といつたものは純粋に心理的なものではなく...
三木清 「日記と自叙伝」
...未だかつてなんぴとも、わたしが志したほどに、純粋に、十分に、この世を去る用意をしたものもなければ、わたしほど広く世間との繋りを絶ち切ったものもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...第二十章 我々は何一つ純粋に味わうことがない(a)我々は天性微力であるために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...純粋に肉体的なものも純粋に霊的なものもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索