...少年は下に薄い純白の肉衣を着けていたが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...純日本式の歌舞伎(かぶき)趣味のもの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうした単純な機械力が仮装したり結合したりして...
戸坂潤 「技術の哲学」
...それが純粋に自然的な事実であるにしても...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自分自身の本来の極めて純粋な理性しか用いない人の方が...
戸坂潤 「デカルトと引用精神」
...彼れの行動は極めて単純なる目的に出でたるに外ならじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その愛は純粋であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こういう人たちには純粋な談話の趣味という事は解釈されないのです...
永井荷風 「監獄署の裏」
...一立方センチに百個ないし二百個という「最純」の状態が...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...純に事実のために事実を書き...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...私の第三詩集「純情小曲集」中に編入されてるが...
萩原朔太郎 「宿命」
...それの純粹なる平面的存在は望み得べきでない...
波多野精一 「時と永遠」
...グズグズしてると不純な分子藤原のごとき...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...それ故に純然たる政治的規準である...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...「純造さん明日は何時頃出掛けるの?」と叔母に訊ねられた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...もし事實にして純粹意志などいふが如きものであるとするならば...
三木清 「歴史哲學」
...しかるに表象ではなくて表象の純粹綜合を概念へもたらすことを教へるものは先驗論理である」(Kr. d. r. V. B 104)...
三木清 「論理と直觀」
...純収入は同一であり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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