...これを全部純益と認定して課税するなど...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それにこの単純なフィンランド人を失望させたくないから――そこで...
谷譲次 「踊る地平線」
...技術に於ける純技術的なものと経済的・社会的(又歴史的)なものとの二重性とは何か...
戸坂潤 「技術の哲学」
...唯だ此の単純なる功名心から生れたので...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...空気と峻烈(しゅんれつ)な純潔との大風が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...純然家庭的の女が...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...純情家ベルリオーズは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...純正の意味で「詩」とは言へないのである...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...部分である単純不可分な点もまた存在しなければならないし...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...穂積純太郎未だ出来ない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...友田純一郎楽屋へ金二十円借りに来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...外へ出ると思つたより西岡が酷く酔つてゐるのには純造は少なからず驚いた位ひだつた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...後の二首は純主觀にて共に愛誦する所に有之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...彼は彼が純粋な生活に入ろうとすればするほど...
三木清 「人生論ノート」
...純白の花の、しかも大輪な花が似合う花瓶なんて相当なものよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...豊筑の界及純素の城墟を経て海の入る処あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...純粋に肉体的なものも純粋に霊的なものもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...役員及び俳優が純正な戯曲に対する尊敬を忘れる場合に其れと抗論する為に政府は劇場監督を置いて居る筈(はず)だ」と云つて正面から攻撃の鉾を劇場の監督(デイレクトユウル)に向けて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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