...私の等身大の肖像が手際よく額に納められ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...可愛い娘の死体だと思って泣く泣く焼場へ納めたこってしょうよ」「ウフフフフ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...現にうちの仏壇に納めてある骨壺の中のものをどう解釈したらいいのだ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...彼女は名残り惜しそうに指輪をぬいて、箱に納め、力なく返そうとしたが、傍にいた店員の姿が、どうしたのか見えなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...こを石(いそ)の上(かみ)の神宮八に納めまつる...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それから手提袋に納めて大切に持つて來た厨子を取り出して...
鈴木三重吉 「胡瓜の種」
...しかるべき堂宮(どうみや)へ納めてしまえば文句はなかろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...この書に納めた「露伴先生と神仙道」に詳しく書いたように...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...まき納めてねじれたような手紙の端がすじかいに見えた...
夏目漱石 「手紙」
...元の床へ納めてやりましたがね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お峰も辛棒して呉れとて涙を納めぬ...
樋口一葉 「大つごもり」
...一をウィンチェスターの伽藍に納め...
南方熊楠 「十二支考」
...私とリンさんという若衆とでお墓へお納めしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それがどんな尊いことであっても寺へ納めたりしてしまうことも不本意なことであると思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...刀の血を道傍(みちばた)の小河で洗つて鞘(さや)に納め...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...彼女は五円の会見料を納めたあと...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...それをふところに納めました...
吉川英治 「江戸三国志」
...今日も御自身写経の何巻かを山上の御寺(みてら)へ納めにおいでられる...
吉川英治 「私本太平記」
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