...円満に納まるばかりか...
泉鏡花 「婦系図」
...この自宅の金庫の中へ納まるという目ぼしがついたので...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...大丈夫! スグ納まる……貴方(あなた)は氷を砕いて来て! ……じっとしてらっしゃい...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...時には納まる身分であった...
徳田秋声 「仮装人物」
...それだけでは納まることができなくなった時分に...
中里介山 「大菩薩峠」
...引返して見物席に納まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちゃんとその木柱の根が納まるだけの穴が待っておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すぐ整然と秩序なり段落なりがはっきりするように納まる人は...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...徳之助も無事に増屋に納まるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その娘が無事に嫁入先に納まるでせうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の手に納まるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――綺麗(きれい)な女房の方は俺の鑑定(めがね)ぢや納まるまいが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は諦(あき)らめて――私の身さへ退けば八方圓く納まるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新吉の涙の納まるのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめては諸方の円(まる)く納まる日を待つとか...
野村胡堂 「百唇の譜」
...それからそれへと見当をつけて金持の死蔵家へ納まるわけだ...
山本笑月 「明治世相百話」
...谷山家の養子に納まる事になりますと...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...一度ヨーロッパ最高の君主となって納まると...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
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