...鏡縁が納まると、今度は御欄間(おんらんま)の彫刻を仰せつかりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...時には納まる身分であった...
徳田秋声 「仮装人物」
...ほほほほほほようすが見たかったわ」「だれが行ってもあの家(うち)では納まるまいよ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...怒りも納まるでしょうからね……」「怒り!」と二等大尉は引き取った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...馬肉の一鍋ぐらいは適度に納まる...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...利害で納まるだろう)「別仕立で早く...
直木三十五 「南国太平記」
...二百余名の甲府勤番がそれで納まるか知らん...
中里介山 「大菩薩峠」
...第一それじゃ今の一座が納まるまいし……」とつおいつの末が...
中里介山 「大菩薩峠」
...徒らに驚異と喝采だけで納まる場合ではありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしても無事に納まるはずはなかった...
夏目漱石 「明暗」
...贅(ぜい)を盡した調度の中に納まると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...徳之助も無事に増屋に納まるだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丸屋の後添いに納まるだろう――というのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その娘が無事に嫁入り先に納まるでしょうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毎年灰方の御料所からして年貢米が納まると一俵を実隆に賜わることがほとんど恒例のようになっており...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...幸いモンド氏も納まるところに納まり...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...納まるところに片づくのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...彼が日本の将軍として納まるなら...
吉川英治 「江戸三国志」
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