...清素な精神を紊し始めた事であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...山口孤劍君の『父母を蹴れ』といふ文章が朝憲紊亂罪に問はれ發行禁止の宣告を受けるに至りました...
石川三四郎 「浪」
...その家が紊乱さしては...
田中貢太郎 「春心」
...酒がまわり席のやや紊(みだ)れた時分になって...
徳田秋声 「縮図」
...軍秩を紊乱したり...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...「人心を惑乱し軍秩を紊乱し又は財界を攪乱する目的を以て治安を妨害すべき事項を掲載したる文書図画」の責任者に対して三年以下の厳罰を以て臨むという点と...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その信仰と結合に於ては一糸も紊(みだ)れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...当時の思想の紊乱について...
蜷川新 「天皇」
...国法紊乱の廉で起訴された...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...その依頼者の財政は紊乱の極に達していた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...自然の秩序を紊(みだ)したのか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...部落の女たちとの関係は紊(みだ)れていた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...どうした」――政冶の紊れを幕府老中の手で打開してもらおうということ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...漢統ようやく紊(みだ)れ...
吉川英治 「三国志」
...この紊(みだ)れを一応ひとつに戻す統業(とうぎょう)の必要を説いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗規(しゅうき)を紊(みだ)し...
吉川英治 「親鸞」
...非常に紊(みだ)れていた...
吉川英治 「茶漬三略」
...心を紊(みだ)さなかった...
吉川英治 「山浦清麿」
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