...国家の財政を紊乱する悪党の倶楽部になっているのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そしてこんな家庭内の紊乱した噂が世間へ洩(も)れるのを...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...私のような汚れた手でそれを掻き紊すべきではない...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...彼女の鬢(びん)がばらばらに紊(ほつ)れていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...秩序というものを紊(みだ)る憂(うれ)いがあるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...其組織の整然條理有りて紊れざる事を指したる者なるを...
西周 「尚白箚記」
...多良井家の内幕の紊亂(びんらん)を訴へれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...軍紀紊乱者……軍法会議へ送るような軍事犯までむやみに出てきましたが...
久生十蘭 「ノア」
...紊(みだ)れずして...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...紊乱(ぶんらん)した藩政をたて直すのは当面に迫った問題である...
山本周五郎 「落ち梅記」
...政治の紊乱(ぶんらん)という名目で兵部を糾弾したものだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それで威張られては農村のしきたりを紊(みだ)すだけだと...
横光利一 「夜の靴」
...紊(みだ)れるまでにはならなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...紊(みだ)すを懲(こ)らす...
吉川英治 「三国志」
...治を紊(みだ)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...軍を紊(みだ)せりとは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大法を紊(みだ)すといわれても...
吉川英治 「親鸞」
...戒律を紊(みだ)し...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??