...若しくはこの約束を守ることを誰れでも代つて引き受けて呉れる者があらば...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...君の敵がどんなに正確に約束を守るかを知り給え...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...さらに彼があたかも媾曳(あいび)きの約束を守る人がぼんやりと物を考えているような姿で立っているのを見たとき...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この約束を守る以上...
戸坂潤 「辞典」
...意志なんかは……約束を守る意志さえも……少しもありませんでした...
豊島与志雄 「食慾」
...説明が要(い)ります」「約束を守ると大変な事になるから...
夏目漱石 「虞美人草」
...約束を守るというのは決して悪いことじゃない」「本人の気持などをそっちのけにね」「大層今晩は機嫌が悪いようだな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ハイタが約束を守る青年だとわかっているハスターは都市を救い...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...約束を守る人だということを...
火野葦平 「花と龍」
...「騎士の礼儀とは何だ?」「約束を守ることです...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...悪党が確実に約束を守るのであれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...はっと思い出したのは約束を守るどころか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...「俺はラツパが吹ける、俺は約束を守る、俺は友を信ずる、俺はなりはひのために言辞は弄さぬ、俺は馬鹿ではあるが嘘は吐かぬ、俺はカルタは切れぬが馬には乗れる、なさけと夢(ローマンス)には今でも泣くが、鉄砲も打てるし、天文と博物と芸術とに興味を持ち、酒は去年までは一升飲めたが、今はその半分で駄目だ」これはわたしの事実にもとづく海賊派の詩だ...
牧野信一 「浪曼的月評」
...約束を守る程度に正比例してその人はえらい...
三好十郎 「恐怖の季節」
...(c)わたしは約束を守るのにきちょうめんで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな反故(ほご)のような約束を守るわけにはいかねえって...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...けれども約束を守るなぞという事は大嫌いになった...
夢野久作 「白髪小僧」
...約束を守ると言う事は馬鹿な事なんだ」するとも一人の人がこう言いました...
夢野久作 「約束」
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