...とにかく自分も凝り性でしたから...
淡島寒月 「我が宗教観」
...清元を習ひ出すと氣分迄も清元にしようとする凝り性の顯はれだと解つたのである...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...例の凝り性と来てゐるので...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...凝り性の露伴氏の事だから...
薄田泣菫 「茶話」
...芝居には人一倍凝り性の菊五郎も...
薄田泣菫 「茶話」
...凝り性...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...凝り性の人は電話一つ取り附けるにも頭を悩まして...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...古代埃及人程ひどく凝り性なのかもしれない...
ボードレール 富永太郎訳 「射的場と墓地」
...凝り性のN氏のことだからまた始めたなと思って...
中谷宇吉郎 「墨色」
...あの人は凝り性でずいぶん工夫をしていて...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...詩情を失つた詩人の修辭學的な凝り性によつて...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...その末梢神経的の凝り性と趣味性とを...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...凝り性であるらしい...
平林初之輔 「江戸川乱歩」
...彼のまわりにもずいぶん凝り性な者や...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...父の方も元来が凝り性なのに...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...中には変りものや、凝り性、気まぐれもの、又は一種のダダイズムとも見るべき変通人なぞが居るから、往来を歩いてもちょっと見わけにくい...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...特に大物をさしひかえた凝り性の滋味な統一が伺えて愉しみぶかい選択だった...
横光利一 「旅愁」
...やはり普請に凝り性で...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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