...系統的に考えたことは無いらしい...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...戦場も手頃である関係上戦争の発達は西洋に於てより系統的に現われたのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...あらゆる死体検証の専門的智識が系統的にしるされ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...案内記が系統的に完備しているという事と...
寺田寅彦 「案内者」
...以上は口調というちょっとつかまえ処のないようなものを何とかして系統的に研究しようとする方法の第一歩を暗示するものだとして見てもらわれれば仕合せである...
寺田寅彦 「歌の口調」
...こんな方法でやれば「顔の相似」という不思議な現象を系統的に研究する一つの段階にはなりそうである...
寺田寅彦 「自画像」
...それらの問題を系統的に分類でもすればいいわけであるが...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...自分はこの問題に関してまだ少しも系統的に考察をしてみたわけではないが...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...写真は事象の全体を系統的に把握(はあく)する能力をもっていない...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...系統的に発達して来つつあったのである...
戸坂潤 「辞典」
...だから吾々はこれ等のものを系統的に順序づけることが実地には出来ない...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...夢の中の我々は決して系統的に記憶していないように...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...薬局方の最も役にたち重要なものの殆どすべてはひどくおよび系統的に混ぜ物処理をされ...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...この研究のもう一つの特徴はこの研究で顕微鏡の能力が絶えず系統的に混ぜ物処理の対象の解明に応用されたことであり...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...非系統的に問題を無暗にひろげてしまつたこと等が禍ひしてゐることは私の躊躇するところなく認めるところである...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...「僕は大体系統的には読んでゐる...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...そして読書においてぶっつかる困難を克服するためには系統的に読むことが大切である...
三木清 「如何に読書すべきか」
...先生が教授時代に熱心に系統的に蒐集(しゅうしゅう)されたおかげであろうと思う...
三木清 「西田先生のことども」
便利!手書き漢字入力検索