...これも九州太宰府(だざいふ)の鷽鳥(うそどり)や前記の鶉車の系統に属するものである...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...農本思想は階級制度下に無闘争の発展を遂げようとする百年前のユトピヤ社会主義者と同一系統に属するものであるが...
石川三四郎 「農本主義と土民思想」
...クロポトキンの如きもやはりその系統に属するのである...
石川三四郎 「半農生活者の群に入るまで」
...其系統に属する現代の社会科学者には社会均衡論の代表者パレート V. Pareto(1848-1923)がいる...
戸坂潤 「辞典」
...世人或は伊藤系統に属するものなりと想像するものあれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ侯の系統に属する属僚中に無責任の激論を為すものあるが為め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その系統に属する各種の指導だけで...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...九州の別府(べっぷ)温泉と同じ系統に属する辺鄙(へんぴ)の温泉地である...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...のみならず作物の価値から云ってもこの系統に属する方が優(まさ)っているようであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...こう云う紳士淑女はこの下女の系統に属するのだと思う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...次に蕃人の系統に属するものとしては(九)ヌビア人がある...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...この二主義が同一系統に属するものであるという事は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...即ちそれと同じ系統に属する書物を...
三木清 「如何に読書すべきか」
...ハケというのもその系統に属するのかも知れぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...更に第二の系統に属する「続(つ)ぐ」という趣旨が添加していたからだと信ずる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...多分ジイドはあのような系統に属する人に相違ないと思い始めたのが...
横光利一 「欧洲紀行」
...その系統に属する一切の社会思想に反感と恐怖と敵意とを持つにいたつた...
横光利一 「マルクスの審判」
...奈良平安二朝の遣唐使によって我が国に将来された古写本の系統に属する清家の証本にもとづき...
和辻哲郎 「孔子」
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