...しかもその糺問(きゅうもん)の声は調子づいてだんだん高められて...
有島武郎 「卑怯者」
...忽ち糺問(きうもん)は始まりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...糺問なして語らせんと...
巌谷小波 「こがね丸」
...轉(ころ)べと糺問(きうもん)ぞ切(せつ)なる...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...米騒動や新聞のことでたびたび検事局へ呼び出されていろいろ糺問されたが...
大杉栄 「獄中記」
...催ほす他の業は其糺問を扣へしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自身糺問(きゅうもん)に当らねば埒(らち)が明かんと覚悟した時分...
中里介山 「大菩薩峠」
...その糺問所の手に掛って古川節蔵(せつぞう)と...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...所が榎本(えのもと)が今度糺問所(きゅうもんじょ)の手に掛(かかっ)て居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ソレから糺問所(きゅうもんじょ)の様子も分(わか)り差入物(さしいれもの)などして居る中に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ことにスペインにおける宗教裁判はその糺問(きゅうもん)が峻烈(しゅんれつ)で処刑が残酷なので有名であった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...逆意の有無を徳川氏に糺問(きうもん)せられる段になると...
森鴎外 「栗山大膳」
...その間におれたちはもういちど宋老人を糺問(きゅうもん)してみる」やがてその宋老父を拉(らっ)した朱同と雷横(らいおう)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...つまらない糺問(きゅうもん)をしたとは思いながら怏々(おうおう)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...諸卿列席で糺問(きゅうもん)をした上...
吉川英治 「親鸞」
...奉行の糺問(きゅうもん)には唖(おし)を装っておる...
吉川英治 「親鸞」
...糺問使(きゅうもんし)として...
吉川英治 「平の将門」
...これを糺問(きゅうもん)に附し...
吉川英治 「柳生月影抄」
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