...しかもその糺問(きゅうもん)の声は調子づいてだんだん高められて...
有島武郎 「卑怯者」
...そこより瞰(にら)む糺問法官の眼光に竦(すく)んで了つた...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「欝金草賣」
...轉(ころ)べと糺問(きうもん)ぞ切(せつ)なる...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...米騒動や新聞のことでたびたび検事局へ呼び出されていろいろ糺問されたが...
大杉栄 「獄中記」
...厳しい檀家の糺問(きゅうもん)に耐えかねて縊死(いし)した...
田中貢太郎 「法華僧の怪異」
...弁信の糺問(きゅうもん)にとりかかろうとします...
中里介山 「大菩薩峠」
...紙屑買いを糺問(きゅうもん)していることの瞬間...
中里介山 「大菩薩峠」
...或時新来の駐在所巡査がこの男をつかまえて薪の出所を糺問(きゅうもん)しきびしく叱りつけて居るのを見て村人が...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...不都合千万だ」そこで領守が召して糺問されるというような沙汰(さた)があったから...
中里介山 「法然行伝」
...裁判官は備前の志士の事を糺問(きうもん)したが...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...いかにお白洲で糺問(きゅうもん)あるとも...
吉川英治 「大岡越前」
...糺問(きゅうもん)いたしましたところ...
吉川英治 「私本太平記」
...その間におれたちはもういちど宋老人を糺問(きゅうもん)してみる」やがてその宋老父を拉(らっ)した朱同と雷横(らいおう)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『糺問(きゅうもん)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...糺問使由来、武蔵野人種は政治的性格にはまったく欠けている...
吉川英治 「平の将門」
...糺問使(きゅうもんし)として...
吉川英治 「平の将門」
...蝦夷萩と呼べば糺問使の多治真人は...
吉川英治 「平の将門」
...きびしい糺問(きゅうもん)をうけるかと思いのほか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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