...忽ち糺問(きうもん)は始まりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...フレデリツクとは誰ぞと糺問(きうもん)せり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そこより瞰(にら)む糺問法官の眼光に竦(すく)んで了つた...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「欝金草賣」
...轉(ころ)べと糺問(きうもん)ぞ切(せつ)なる...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...催ほす他の業は其糺問を扣へしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...紙屑買いを糺問(きゅうもん)していることの瞬間...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで後日糺問(きゅうもん)されると困るから...
中里介山 「大菩薩峠」
...或時新来の駐在所巡査がこの男をつかまえて薪の出所を糺問(きゅうもん)しきびしく叱りつけて居るのを見て村人が...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...不都合千万だ」そこで領守が召して糺問されるというような沙汰(さた)があったから...
中里介山 「法然行伝」
...釜次郎は節蔵(せつぞう)よりか少し遅れて此方(こっち)に帰(かえっ)て来て同じく糺問所(きゅうもんじょ)の手に掛(かかっ)て居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...所が榎本(えのもと)が今度糺問所(きゅうもんじょ)の手に掛(かかっ)て居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ソレからお婆(ばあ)さんが杖(つえ)をついて哀願書を持(もっ)て糺問所に出掛けた処が...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...押丁(おうてい)がそれを広い糺問所に連れ込む...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...ローマ庁の糺問をうけ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかにお白洲で糺問(きゅうもん)あるとも...
吉川英治 「大岡越前」
...ことばの糺問(きゅうもん)は無益(むえき)と知って...
吉川英治 「神州天馬侠」
...つまらない糺問(きゅうもん)をしたとは思いながら怏々(おうおう)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蝦夷萩と呼べば糺問使の多治真人は...
吉川英治 「平の将門」
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