...どうも永井荷風氏や谷崎潤一郎氏の糟粕(さうはく)を嘗(な)めてゐるやうな観があつた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...糟邱(そうきう)の良友たる孫先生が...
芥川龍之介 「酒虫」
...糟谷は本所(ほんじょ)へ越(こ)してきて...
伊藤左千夫 「老獣医」
...教師(きょうし)はもちろん生徒にいたるまで糟谷(かすや)のごときほとんど眼中(がんちゅう)になかった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...糟谷(かすや)はこう考えながら...
伊藤左千夫 「老獣医」
...糟谷(かすや)はこのあいだにも細君の目をそらして...
伊藤左千夫 「老獣医」
...糟谷(かすや)はおぼえずひやりとする...
伊藤左千夫 「老獣医」
...あかしのつくころに糟谷(かすや)は帰ってきた...
伊藤左千夫 「老獣医」
...実際上にも糟糠の友を助けて『我楽多文庫』に寄与するだけの余裕はなかったのだ...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...糟臭(かうじくさ)い地酒だつたせゐか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たちまち養家糟糠(そうこう)の細君を厭(いと)い...
福沢諭吉 「徳育如何」
...固(もと)より貫之(つらゆき)・定家(ていか)の糟粕(そうはく)をしやぶるでもなく...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...貞徳は鑑武を祖述せんとしてその糟粕(そうはく)を嘗(な)めたる者といふべし...
正岡子規 「古池の句の弁」
...糟糠不レ厭...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...甘糟近江守を後続隊の中から呼んで...
吉川英治 「上杉謙信」
...相模の糟谷(かすや)に住み...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...幕府の上使糟谷孫六...
吉川英治 「私本太平記」
...糟屋(かすや)助右衛門...
吉川英治 「新書太閤記」
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