...糟谷(かすや)はこう考えながら...
伊藤左千夫 「老獣医」
...「糟谷(かすや)さんこうしてください」とか...
伊藤左千夫 「老獣医」
...いますこし勉強するのはもっとも必要(ひつよう)だね」糟谷(かすや)はがらにないおじょうずをいったり...
伊藤左千夫 「老獣医」
...糟谷(かすや)は酒はすこしもいけない...
伊藤左千夫 「老獣医」
...糟谷(かすや)はとうとう神楽坂(かぐらざか)に親(した)しい友人をたずねた...
伊藤左千夫 「老獣医」
...糟谷(かすや)は机にむかったなり目を空(くう)にしてぼうぜん考えている...
伊藤左千夫 「老獣医」
...糟屋の胸のうちを探り出したいものだと云う将軍の仰せに...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...スターンバーグやクレールの糟(かす)をなめているばかりでは...
寺田寅彦 「映画芸術」
...二十六武蔵国の御家人猪俣党(いのまたとう)に甘糟太郎忠綱(あまかすのたろうただつな)という侍は深く法然に帰依した念仏の行者であった...
中里介山 「法然行伝」
...ほとんど決ってかき餅と酒の糟とが御馳走された...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...なんの残糟(ざんそう)も留めず...
野村胡堂 「楽聖物語」
...何代集の彼ン代集のと申しても皆古今の糟粕の糟粕の糟粕の糟粕ばかりに御座候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...その女房には「糟糠(さうかう)の妻」として一と通りや二通りの苦労ですませてはゐないやうにである...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...糟糠(さうかう)にだも厭(あ)かず...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...糟・糠は、酒のかす、米のぬか...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...甘糟もこれへ来てみい」謙信はうしろへ向ってさしまねいた...
吉川英治 「上杉謙信」
...糟屋(かすや)助右衛門などという大供小供が...
吉川英治 「新書太閤記」
...甘糟(あまかす)太郎忠綱...
吉川英治 「親鸞」
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