...糟邱(そうきう)の良友たる孫先生が...
芥川龍之介 「酒虫」
...なにごとにも思いきったことのできない糟谷(かすや)も...
伊藤左千夫 「老獣医」
...しかし糟谷さんあまり無分別(むふんべつ)なことをやってしまっては取(と)りかえしがつきませんよ...
伊藤左千夫 「老獣医」
...魚糟配合があるんだ...
犬田卯 「米」
...私は唯其の糟粕(そうはく)を嘗(な)めたに過ぎぬ...
中島敦 「光と風と夢」
...酒の糟は薄い板のように圧し固められたもので...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...人間の糟(かす)から牛と馬が出来て...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...糟臭(かうじくさ)い地酒だつたせゐか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二百年たっても三百年たってもその糟粕(そうはく)を嘗(な)めて居る不見識には驚き入(いり)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...少し糟も混じっている...
柳田国男 「故郷七十年」
...尾張の日間賀島でも、メザイとコゴメとは同じで、是と小麥糟、大豆の粃などを合せ蒸して糠味噌を作るといふ...
柳田國男 「食料名彙」
...残兵を寄せていた甘糟近江守とも...
吉川英治 「上杉謙信」
...相模の糟谷(かすや)に住み...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...上使の糟谷孫六、三島新三のふたりには、一刻の猶予(ゆうよ)を乞うて、彼だけふたたび、門外へ出て来たのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...甲斐(かい)の名将として聞えのたかい甘糟備中守が一族の子であるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...甘糟(あまかす)三平は駈けついた...
吉川英治 「新書太閤記」
...糟屋(かすや)助右衛門などという大供小供が...
吉川英治 「新書太閤記」
...相模(さがみ)の糟谷(かすや)に生れ...
吉川英治 「新書太閤記」
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