...考えにつかれた糟谷(かすや)は...
伊藤左千夫 「老獣医」
...糟谷(かすや)はいやな気持ちがした...
伊藤左千夫 「老獣医」
...一 福岡縣糟屋郡...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...糟尾(かすを)たけ髮蘆の花...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...一卵 一個 大四圓貳拾錢 小四圓也一葡萄糖糟 百匁 四拾五圓也一梅干 百匁 拾圓也一辣韮(らつきよう)百匁 拾圓也一蕪 大たば 拾圓也一人參 大たば 拾五圓也一牛乳 一合 貳圓五拾錢也一牛肉 百匁 四拾圓也五月十七日...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...彼は漢詩の糟粕(そうはく)を嘗(な)めている男では無(ね)え...
中里介山 「大菩薩峠」
...甘糟が国に残して置いた妻室が夢に忠綱が極楽往生をとげたという告げを聞いて驚いて国から飛脚をたてたが...
中里介山 「法然行伝」
...私は唯其の糟粕(そうはく)を嘗(な)めたに過ぎぬ...
中島敦 「光と風と夢」
...古へを持たず知らずと為ししかど昔のものの如く衰ふ古人の糟粕を嘗めるを屑しとしない故に私は古い物を持たない又それを知らないといつて新風を誇つて来たのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しからざればわずかに利潤の糟粕(そうはく)を嘗(なむ)るのみ...
福沢諭吉 「旧藩情」
...たちまち養家糟糠(そうこう)の細君を厭(いと)い...
福沢諭吉 「徳育如何」
...糟糠の妻を堂より下すは...
福沢諭吉 「徳育如何」
...糟糠(さうかう)にだも厭(あ)かず...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...古人の糟粕を嘗めないで苦心惨澹...
山本笑月 「明治世相百話」
...甘糟もこれへ来てみい」謙信はうしろへ向ってさしまねいた...
吉川英治 「上杉謙信」
...甘糟三平どのだったか...
吉川英治 「新書太閤記」
...浪人時代から連れそうて来た糟糠(そうこう)の妻が...
吉川英治 「新書太閤記」
...相模(さがみ)の糟谷(かすや)に生れ...
吉川英治 「新書太閤記」
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