...――こういう土壇場にいよいよなってしまうと糞度胸の据わるのがまた吾輩の特性でもあった...
海野十三 「深夜の市長」
...仮令人一人殺した上の糞度胸(くそどきょう)とはいえ...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...熊狩りで鍛えた糞度胸をいよいよムキ出しにして...
大阪圭吉 「坑鬼」
...今更中止すべくもあらず』と糞度胸をきめたる凡夫の心こそ淺間しけれ...
大町桂月 「夜の高尾山」
...と糞度胸(くそどきょう)を据え...
太宰治 「女の決闘」
...こわいもの知らずの糞度胸(くそどきょう)があるからかなわねえ...
太宰治 「人間失格」
...悪漢に似つかわしい糞度胸のよい運試し根性やら...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...持ちまえの糞度胸とで...
火野葦平 「花と龍」
...持ちまえの糞度胸で...
火野葦平 「花と龍」
...金五郎は糞度胸をきめた...
火野葦平 「花と龍」
...糞度胸を定めて逢ったさ...
火野葦平 「花と龍」
...と私は糞度胸(くそどきょう)を据えて黒珈琲(ブラック・コオフィイ)を飲みかけようとした途端(とたん)に...
堀辰雄 「鳥料理」
...と私は糞度胸を据ゑて黒珈琲(ブラツク・コオフイイ)を飮みかけようとした途端に...
堀辰雄 「鳥料理」
...糞度胸のある人間だけに見事に助かっている...
牧逸馬 「運命のSOS」
...どうしてあれだけの糞度胸があるのだろうとみんな舌を捲いた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...破れカブレの糞度胸(くそどきょう)を据えたもんだ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...糞度胸(くそどきょう)がつくとなると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ドーブレクの糞度胸...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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