...乳糜に飽(あ)かれた...
芥川龍之介 「俊寛」
...何しろ糜爛してゐる患部であるからなかなか鹽氣が拔けない...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...ほとんど死魚の眼のように糜爛(びらん)していた...
太宰治 「薄明」
...それよりは體躯はます/\糜爛して...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...両者ともに乳糜に起源するとしている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...日本風のあらゆる意味で堕落腐敗し糜爛(びらん)して行きつつある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...小沛を占領すると糜竺(びじく)をよんで...
吉川英治 「三国志」
...糜夫人が今日うたた寝しているうち...
吉川英治 「三国志」
...見れば、徐州没落のとき別れたきりの味方、糜竺(びじく)、糜芳(びほう)の兄弟が、そのなかに交(ま)じっている...
吉川英治 「三国志」
...そこで関羽は、糜竺(びじく)、簡雍(かんよう)などと協力して、この膨大(ぼうだい)なる大家族を、次々に舟へ盛り上げては対岸へ渡した...
吉川英治 「三国志」
...味方の糜竺ではないか」趙雲は...
吉川英治 「三国志」
...糜竺はもともと外交の才があり臨機の智に富んでいる...
吉川英治 「三国志」
...広陵(こうりょう)(江蘇省・揚州市)のあたりで兵員も軍用金も乏しく困窮していた頃――商家の息子たる糜竺は...
吉川英治 「三国志」
...糜竺(びじく)は三日目の朝...
吉川英治 「三国志」
...彼はさらに糜芳へ迫ってきた...
吉川英治 「三国志」
...糜芳、傅士仁は、身の危険を感じだすと、「これは油断がならん...
吉川英治 「三国志」
...戦火の糜爛(びらん)がひろがり...
吉川英治 「私本太平記」
...糜爛(びらん)せる官能受用のために...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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