...これとても糜爛しきつたのを發見されるのはいやだと言ひ...
小穴隆一 「二つの繪」
...歳(ほし)は大糜に次(やど)り...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...腕や脚一面に糜爛した腫物がはびこつてゐた...
中島敦 「環礁」
...少(すこ)し傾(かし)げた彼(かれ)の横頬(よこほゝ)に糜爛(びらん)した火傷(やけど)が勘次(かんじ)を悚然(ぞつ)とさせた...
長塚節 「土」
...斯くの如き光線は人身をして糜爛せしめ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...「お前らはどう思う」枕頭に立っている重臣の糜竺(びじく)...
吉川英治 「三国志」
...確たる後継者をきめておきたいが」「ごもっともです」糜竺(びじく)は...
吉川英治 「三国志」
...「とんでもないことです」家臣の糜竺(びじく)は...
吉川英治 「三国志」
...三糜竺はいうのである...
吉川英治 「三国志」
...小沛を占領すると糜竺(びじく)をよんで...
吉川英治 「三国志」
...糜竺(びじく)や陳大夫(ちんたいふ)に守られていたので...
吉川英治 「三国志」
...むしろ年上の糜夫人のほうに偲ばれる...
吉川英治 「三国志」
...趙雲は糜竺を扶(たす)けおろした...
吉川英治 「三国志」
...その糜夫人かも知れませんよ...
吉川英治 「三国志」
...次に、糜竺(びじく)、糜芳(びほう)、劉封(りゅうほう)の三名を呼び、「ご辺三人は、船をあつめて、江岸をめぐって、魏軍営、潰乱(かいらん)に陥ちたと見たら、軍需兵糧の品々を、悉皆(しっかい)、船に移して奪いきたれ...
吉川英治 「三国志」
...南郡には糜芳(びほう)の一軍がうごかずにいる...
吉川英治 「三国志」
...糜芳を説きつけるなんて無理です...
吉川英治 「三国志」
...こんな糜爛(びらん)した官能的な肉慾主義を謳歌(おうか)する一群の花畑がどうして咲かれたのかと怪しまれるほど...
吉川英治 「新書太閤記」
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