...彼(かれ)は復(ま)た卯平(うへい)の糜爛(びらん)した火傷(やけど)を見(み)た...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は復(ま)た糜爛(びらん)した火傷(やけど)を見(み)ると共(とも)に...
長塚節 「土」
...その補助者である小腸は食物を乳糜にする...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...勿論結節型で高度の潰瘍に顔面は糜爛(びらん)し...
北條民雄 「続癩院記録」
...予等に取つては一瞥してさへ眼睛(がんせい)の糜爛(びらん)を恐れしめ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...そして葬儀が終ると、玄徳は小沛へ帰ったが、すぐ糜竺、陳登などが代表して、彼を訪れ、「太守が生前の御意(ぎょい)であるから、まげても領主として立っていただきたい」と、再三再四、懇請した...
吉川英治 「三国志」
...小沛を占領すると糜竺(びじく)をよんで...
吉川英治 「三国志」
...側室の糜夫人(びふじん)は...
吉川英治 「三国志」
...いまの糜夫人であった...
吉川英治 「三国志」
...そこで関羽は、糜竺(びじく)、簡雍(かんよう)などと協力して、この膨大(ぼうだい)なる大家族を、次々に舟へ盛り上げては対岸へ渡した...
吉川英治 「三国志」
...ご辺は甘夫人と糜竺を守って...
吉川英治 「三国志」
...糜竺はかしこまって...
吉川英治 「三国志」
...糜竺(びじく)と仰せられる大官が来ていらっしゃいます」間もなく...
吉川英治 「三国志」
...いかに糜芳でも石仏ではあるまい...
吉川英治 「三国志」
...糜芳、傅士仁は、身の危険を感じだすと、「これは油断がならん...
吉川英治 「三国志」
...その惨烈とも無残ともいいようのない自己の糜爛(びらん)した肉体の一部をしげしげと見...
吉川英治 「私本太平記」
...こんな糜爛(びらん)した官能的な肉慾主義を謳歌(おうか)する一群の花畑がどうして咲かれたのかと怪しまれるほど...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまの糜爛(びらん)社会に何らかの用途と生きがいをも与えて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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