...彼は試験のために精魂を込めた...
...ゴールを目指して精魂こめて走り抜けた...
...この絵は彼女の精魂が込められている...
...健康のためには食事にも精魂を込めるべきだ...
...仕事に取り組むときはいつでも精魂を込めて臨む...
...葉子の逍遙(しょうよう)を楽しませるために精魂を尽くした...
有島武郎 「或る女」
...からだの精魂は拔けてゐて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もう一歩鋭い観察に全身の精魂を使いはたさなければ気がすまなかった...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...多分この説の方がほんとうなので彼女の真の才能は実は始めより音楽に存したのであろう舞踊(ぶよう)の方は果してどの程度であったか疑わしく思われる○音曲の道に精魂を打ち込んだとはいうものの生計の心配をする身分ではないから最初はそれを職業にしようというほどの考(かんがえ)はなかったであろう後に彼女が琴曲の師匠として門戸を構えたのは別種の事情がそこへ導いたのであり...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...アジャンター壁画の摸写に精魂をつくし...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...精魂こめて凝(ぢ)つと見詰めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...みんなもう精魂つきて...
原民喜 「原爆回想」
...まるで精魂の尽きた影のように思えた...
原民喜 「死のなかの風景」
...精魂限りやっているんです...
久生十蘭 「魔都」
...母が精魂こめたその彫青さえ...
火野葦平 「花と龍」
...この世の「かたみ」として精魂を傾けたこの作品も世評には上らず...
藤野古白 「藤野古白句集」
...精魂を枯らしてゐる...
牧野信一 「凩日記」
...その原稿は精魂を打込み自分で描いてこれを優れた手腕のある銅版師に托して銅版彫刻とし...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...迷いぬいた精魂がまだからだに残っている...
室生犀星 「あじゃり」
...人知れぬ精魂を空費して来たか...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...汝も人間の精魂ぞ...
吉川英治 「剣の四君子」
...振鈴の精魂(しょうこん)こめた修法僧は小野ノ文観(もんかん)僧正(そうじょう)...
吉川英治 「私本太平記」
...それこそ半生の精魂を罩めて産んだルミを...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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