...文学者の或る者はその意味では哲学の先生達よりも遙かに哲学的術語に精通していると云っていいかも知れない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そうするとそれらの事柄に就いてはよほど精通しているが...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...あんなに骨牌が上手で勝負の駈引に精通している筈のパーウェル・イワーノヴィッチが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...奴はバルカン情勢にも精通している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...東洋の謎に精通しているあの医者がいるからなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...舞台に精通している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...それは余程この辺の地理に精通している上に...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...工場内部の事情に精通している職工の一人に相違あるまい……という警察側の見込らしかった...
夢野久作 「オンチ」
...谷山家の内情に精通している...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...西洋の事情に精通している君でなければ...
夢野久作 「暗黒公使」
...日本文字に精通しているというだけの爺(じじい)としか見えませんから...
夢野久作 「人間レコード」
...東京の裏面にもかなり精通しているつもりであるが...
夢野久作 「冥土行進曲」
...蜀の事情には精通している...
吉川英治 「三国志」
...旧領の事情に精通している旧将を多く用い...
吉川英治 「新書太閤記」
...精通しているとかねて聞いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...この辺の地理に精通しているところから特に選ばれたものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...医学にまで精通しているとは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...さすがに東国の事情に精通している広常や常胤などの老巧であった...
吉川英治 「源頼朝」
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