...精粗が荒いと食感が悪くなる...
...食材が精粗に分けられている...
...この製品は粗加工が不十分で精粗が乱れている...
...職人の手仕事による精粗な作りが評価されている...
...この工場では原料の精粗を追求し、高品質な製品を作っている...
...即ち高い低いがある、淺い深いがある、精粗の別がある、あらゆる人のあらゆる趣味を同一の平面上に配列して、それをみんな互角だとするのは寧ろ突飛な、亂暴な仕業だ...
會津八一 「趣味の向上」
...第八衣服(いふく)の精粗美惡(よしあし)は人(ひと)の分限(ぶんげん)に依(よ)ると雖(いへど)も...
關寛 「養生心得草」
...前の『五百句』の約四十五年の間の句の中から五百句を選んだのに比較して見て少し精粗の別がないでもないが...
高浜虚子 「五百五十句」
...閑雅の草庵に席を設けて巧みに新古精粗の器物を交置し...
太宰治 「不審庵」
...織り物には精粗(せいそ)の別あれど最も精巧(せいこう)なるは五分四方に...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...色は黒色栗色鳶色カハラケ色等種々有りて表面の精粗(せいそ)も一定(いつてい)せず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...その記事の詳略精粗は同日の論にあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...精粗(せいそ)遺(のこ)さず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...筆墨紙の精粗を択(えら)む所なきも...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...筆致にも精粗のむらがあり...
豊島与志雄 「在学理由」
...拓の精粗を問はず...
内藤湖南 「北派の書論」
...精粗巧拙の差はあるが...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...精粗さまざまの外国銀貨一ドルと引換えられる権利()があろう...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...作家の主観の精粗に由て人生を味わう程度に深浅の別が生ずる...
二葉亭四迷 「平凡」
...粉の精粗によって心の動静を見...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その精粗を以て論じても...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...現今はもとより土地によって精粗の差もあろうが...
柳田国男 「海上の道」
...麻糸にも精粗の差はあるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
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