...彼とは長年の好敵手であり、競争相手でもある...
...彼女とは学生時代からの好敵手だったが、今では親友となった...
...彼は自分自身が最も苦手とするトピックのプレゼンテーションで、好敵手に打ち勝った...
...彼女たちはテニスのダブルスで常に好敵手同士だが、試合後はいつも笑顔で話している...
...彼とのディベートは激しく、互いに反論を展開しながら、自分の主張を通そうとする好敵手として知られている...
...源氏は真に平氏の好敵手たるに恥ぢず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...名探偵明智小五郎の好敵手(こうてきしゅ)...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...されどヘーレーおほいなる川流深く渦卷きて、アキルリュウスを溺らすを憂ひ、叫喚高くあげ、たゞちに彼の愛兒たるヘープァイストス呼びて曰ふ、 330『立てや、跛行のわが愛兒、渦卷き流るクサントス、正に汝の好敵手、わが見る所過らじ、いざ迅速に救援に行きて猛火を起たしめよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...――コントとスペンサーはヴェーバーの好敵手である――...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...また歌麿(うたまろ)の好敵手たりし歌川豊国(うたがわとよくに)(文政八年歿)を失ひぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...先生の唯一の好敵手たる隣りの鰡八御殿(ぼらはちごてん)の主人公が...
中里介山 「大菩薩峠」
...御願は同情の好敵手である...
夏目漱石 「野分」
...碁でも好敵手であったし...
野村胡堂 「胡堂百話」
...潮吹はこの好敵手を迎えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――米国には武田博士の好敵手フーラー博士がいる...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...かねての好敵手に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...二人の優劣は固より容易に言ふべからざるも互に一長一短ありて甲越(こうえつ)対陣的の好敵手たるは疑ふべきにあらず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...あの男は東京に居る時分から俺の好敵手で...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...つねに戦場の好敵手として...
吉川英治 「三国志」
...魏の張遼とはけだし好敵手といってよかろう...
吉川英治 「三国志」
...――就中(なかんずく)、宇都宮公綱といえば、東国随一の剛(ごう)の者で、かつて渡辺橋の合戦では、楠木勢に挑(いど)みかけ、つね日ごろにも、「正成、何者ぞ」と、豪語を払い、楠木とは年来の宿敵、好敵手と、みずから称している者だった...
吉川英治 「私本太平記」
...好敵手だといわれた者である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鷓鴣以外に好敵手を見出(みいだ)さない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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