...精巧な彫刻をほどこしたアーチの狭間(はざま)飾りからすでに消え去っている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...精巧な彫刻を施した...
石川啄木 「病室より」
...精巧なる小型録音機が隠されてあり...
海野十三 「諜報中継局」
...この精巧なロボット蠅は...
海野十三 「蠅」
...君のその精巧なつけひげの秘密を知っているものは...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...……それは非常に精巧なろう製のお面に過ぎなかったのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...その調製品を湯に入れて割り竹製の精巧な小箒(こぼうき)でまぜるのであった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...それになかなか精巧な細工が出来て...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...精巧な仮面のような顔をした...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...頑丈な紫檀の硯箱と精巧な玻璃細工のインクスタンドが並んでいる...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...広大精巧な設計や端整さなどの美に当時あまり敏感でなかったクリストフを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして紙面の精巧な模様印刷を眺めていたが...
豊島与志雄 「道化役」
...精巧な恐ろしい道具を一つこしらえなければならない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この絵本はまた鈴木春信の『青楼美人合(せいろうびじんあわせ)』(五冊)『春(はる)の錦(にしき)』(二冊)と共に色摺絵本中の最も古くまた最も精巧なるものとして板画研究者の珍重する処たり(明和以前の絵本は皆墨摺にして色摺はなし)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...だいぶ精巧なものだね...
夏目漱石 「虞美人草」
...博物の標本に作った張子の林檎の中に精巧な爆弾を仕込んで...
野村胡堂 「死の予告」
...精巧な造園術もある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その中で、休養のために設けられた家というのが、精巧なこと、清浄なこと、優雅なこと、立派なことにおいて、ポルトガルにもインドにも比類のないものであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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