...彼女の手の動きはとても精妙だった...
...この作品は精妙な筆致で描かれている...
...その技術は精妙に磨かれている...
...彼は精妙な戦術で相手を打ち破った...
...その料理は味も見た目も精妙に整えられていた...
...王の万一の廃位に際して精妙な抗告を述べるためであるのは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...哲人たることは単に精妙な思想をもつことだけでなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ソフォクレースが精妙の筆もて...
高木敏雄 「比較神話学」
...しかしまた人間の言語というものがあらゆる音響現象のうちで最も精妙を極めた機巧を具備したものだという事を意味するかもしれない...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...その多彩なる精妙の衣...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 10そは青銅に輝ける精妙の武器...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この形態の下では矢張り一種の――精妙な――旧生気説にしか過ぎないだろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...して、その期限は?」「霊気は、有にして無、無にして有、その消滅は、対手の精気により、場所により、齢により、微妙、精妙...
直木三十五 「南国太平記」
...薩州伊王ヶ滝の自源坊より瀬戸口備前守(びぜんのかみ)が精妙を伝えし誉れの太刀筋(たちすじ)」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにしてもあの小男が槍を使うのは至極の精妙...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の至芸による矢の速度と狙いの精妙さとは...
中島敦 「名人伝」
...精妙な談話を楽しんだり...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...おまけに精妙きはまりなきミトライユがある...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...最も精妙な調子に合つていて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...この人にして初めてあの精妙剣がある筈と頷(うなず)いた...
吉川英治 「剣難女難」
...鐘巻自斎の精妙剣に敗れてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...一々の人体を非常に精妙に描きながら...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...精妙な写実を行なっているのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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