...その御粮(かれひ)を奪(と)りし猪甘(ゐかひ)の老人(おきな)を求(ま)ぎたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...汽車や自動車で兵粮を運ぶようになると...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...紀州日高郡の竜神へ凡そ十三里」「その間の兵粮(ひょうろう)は……」「さあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵粮丸を手に入れるか何うかして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...七兵粮丸や避穀法(ひこくはふ)と言ふものは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御當家の兵粮丸處法が紛失したことは御座いますまいか」平次はいきなり話頭を轉じました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その時城中に貯へてあつた南部の兵粮丸を用ひたことゝ思ふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...古い兵粮丸が手にあるのを幸ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...粮米(ろうまい)も残りすくなになったし...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...粮米が尽きてからは...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...その海に船をまわして、こんなに一ぱい――とそう微笑(ほほえ)んで、「よろしいか、兵粮米(ひょうろうまい)を廻漕(かいそう)してまいりますぞ、兵粮米をはじめ、くさぐさの雑貨なども求めてまいりますぞ、よいか、よろしいか――」旅装束の大沼喜三郎が前に出ていた...
本庄陸男 「石狩川」
...兵粮の心配は微塵(みじん)もない...
三島霜川 「平民の娘」
...兵粮(ひょうろう)も...
山本周五郎 「山彦乙女」
...粮倉(ろうそう)奉行の蔵田五郎左衛門を呼び...
吉川英治 「上杉謙信」
...粮車(ろうしゃ)すべての輜重隊(しちょうたい)は先へ進め...
吉川英治 「三国志」
...かねがねご諜報いたしおきたる通り、今夜二更の頃、それがし、江南の武将の首をとり、あわせて、数々の軍需の品、粮米を満載して、貴陣へ投降すべし...
吉川英治 「三国志」
...米倉山(べいそうざん)の兵粮を北山のほうへ移しておる様子です」孔明は...
吉川英治 「三国志」
...爺が御被官(ごひかん)の眼をぬすんで蓄えておいた粮米(ろうまい)や金銭がござりますぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
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