...さうとすれば無邪気と云はうか無智と云はうか実に笑ひを禁じ得ないと一緒にまた肌の粟立つ程恐ろしくも感ぜられる...
伊藤野枝 「女教員の縊死」
...脇の下から粟立つような気持だったのでございます...
橘外男 「蒲団」
...粟立つような寒気と嫉妬が吹き出た...
林芙美子 「帯広まで」
...粟立つのをすらおぼえるのだ――――おお...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...膚(はだへ)粟立つと共に...
森鴎外 「舞姫」
...(なんという理由もなく)ぞっと膚が粟立つのを感じた...
山本周五郎 「風流太平記」
...しかもそうした青年をこれ程までにいじめつけて鼓を吾が物にしようとする鶴原夫人の残忍さ……それを通じてわかる「あやかしの鼓」の魅力……この世の事でないと思うと私は頸すじが粟立つのを感じた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...肌膚(はだえ)が粟立つばかりの低温を保っているのでありますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...見てゐる者の肌にも粟立つやうな思が迫る...
吉江喬松 「山岳美觀」
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