...粟田口(あはたぐち)へ通ふ街道を...
芥川龍之介 「芋粥」
...「粟田口では、ござらぬのう...
芥川龍之介 「芋粥」
......
武田祐吉 「古事記」
...粟田宮を要して謹慎せしむ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...粟田(あはた)御所の塀外に蛟龍の如く根を張つてゐる彼の驚くべき樟の大木は十年前に見た時と變りがなかつた...
永井荷風 「十年振」
...清水寺の住僧別当入道惟方卿の娘粟田口禅尼というような人がふしぎの奇瑞を感じたということがある...
中里介山 「法然行伝」
...又「大仏の和尚の媒介(なかうど)で云々」は僕の聞き間違ひで実は粟田青蓮院の寺内...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...今村次郎の速記をもって「牡丹燈籠(ぼたんどうろう)」「安中草三」「塩原多助」「美人の生埋」「粟田口」「乳房榎(ちぶさえのき)」「江島屋」「英国孝子伝」と相次ぐ名作が...
正岡容 「圓朝花火」
...霞亭は粟田口の茶屋まで出迎へたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳島県板野郡北灘(きたなだ)村粟田)美濃の太田では...
柳田國男 「日本の伝説」
...はや通れぬ」「加茂の彼方、粟田、蹴上(けあげ)を境に、柵が見える...
吉川英治 「私本太平記」
...――六波羅がたは、今日の午下(ひるさが)りから、叡山方が、両親王の下知のもとに、一手は雲母坂(きららざか)から、一手は大津へゆるぎ出たのを知り、すぐさま粟田、蹴上に一陣を押し進めた...
吉川英治 「私本太平記」
...粟田口の下まで来ると...
吉川英治 「私本太平記」
...さようなら」雪千丈一粟田口(あわたぐち)の雑木の葉がすっかり落ちきって...
吉川英治 「親鸞」
...「あの……実は……私は京都の粟田口(あわたぐち)の者でございますが」「はあ」範宴は...
吉川英治 「親鸞」
...岡崎から粟田口(あわたぐち)へ――そして街道を一すじに登って蹴上(けあげ)の坂にかかるころは...
吉川英治 「親鸞」
...紙には矢張粟田爺さんの手らしく...
若山牧水 「樹木とその葉」
...粟田とは彼の苗字である...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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