...粛々(しゅくしゅく)と円卓子(まるテーブル)の囲(まわ)りをとりかこんだ...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...ここに於て官吏の厳粛なる規律を論じたのである...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...つくづく人生の厳粛を知らされた...
太宰治 「パンドラの匣」
...そして厳粛な気持になる...
種田山頭火 「其中日記」
...街灯の光で見える彼の厳粛な面影...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...偉大なる一国民と偉大なる一人の人との深淵(しんえん)の縁における堅き抱擁のうちには厳粛にして痛切なるもののありしことを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...土州の軍隊の号令厳粛であったとはいえ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...こういう厳粛さに慣れない興奮とから...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...門人達の静粛なのを見て誰も...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...さあ一緒になって」一団になった山の娘は粛々(しゅくしゅく)として道標の傍(かたわら)へやって来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...今夜一晩は特に静粛にという船長の命令もようやく呑込んでいたのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...厳粛さと朗らかさとがまじったという意味での喜悲劇などという呼びかたはできないものなのである...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...すこしも自粛するところがなかったため...
吉川英治 「三国志」
...どういうわけですか」「陸戦にかけては魯粛...
吉川英治 「三国志」
...二魯粛の復命を聞いて...
吉川英治 「三国志」
...――魯粛(ろしゅく)が...
吉川英治 「三国志」
...九魯粛はいう...
吉川英治 「三国志」
...粛々と山の隠し道へすすんで行く...
吉川英治 「三国志」
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