...厳粛(げんしゅく)な空気を与えていた...
芥川龍之介 「将軍」
...吉田総理は、口を開けば、綱紀粛正といい、道義の昂揚を叫び、本年二月の施政方針の演説の中には、特に道義の昂揚を掲げておるのであります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...「ああ……」博士は眼前(がんぜん)にひらける厳粛(げんしゅく)なる光景にうたれて...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...彼は厳粛な空気を保つために低音を以てひそ/\と語り...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...反省自粛、限りなき悔恨、つゝましい覚悟...
種田山頭火 「松山日記」
...「粛正選挙」にでもおいてであるか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...極端に厳粛な考えをいだいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...船がかり中は別して静粛を保つようにと...
中里介山 「大菩薩峠」
...それらは事実の厳粛と尊厳とによって是認され支持されるときにだけ正しく取り扱われるのである...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...稀に見るテーマの厳粛性を与えていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...注意と静粛とを要求する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...古代のわが国ではことに厳粛な...
柳田国男 「故郷七十年」
...いま粛々とみかたが原めざして出陣して行った...
山本周五郎 「死處」
...かつて船中では見られなかった厳粛な表情が皆の面にさっと走った...
横光利一 「旅愁」
...――魯粛(ろしゅく)が...
吉川英治 「三国志」
...魯粛は彼を責めた...
吉川英治 「三国志」
...関羽は軍紀振粛(しんしゅく)のため...
吉川英治 「三国志」
...いと静粛にひそまり返っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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