...「鞭声(べんせい)粛々(しゅくしゅく)夜(よる)河(かわ)を渡る」なぞと...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...まづしくとも厳粛に...
太宰治 「富嶽百景」
...冷静に粛然と黙している...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...もっともそれを見究(みきわ)めなかったのは、己(おれ)にもあやふやなところがあるからだ」道太はそう思うと、この事件の全責任が道太に繋(かか)っているように言う一部の人たちの言草にも、厳粛にいえば、相当の理由のあることを認めないわけにいかなかった...
徳田秋声 「挿話」
...夫を許せば文学の一切が厳粛なナンセンスとなる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...(一九三六)25文化統制と文化の「自粛」三六年度来の対支外交は一つの珍しい現象を呈している...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...常に「聖なる一回性」としての厳粛性を帯びているのである...
中井正一 「美学入門」
...東京では色々と自粛でやかましいらしい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...江戸時代の五節供の制定は厳粛であった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...今迄思ひ思ひに談笑して居た客が老人も若い者も忽(たちま)ち静粛になつて傾聴し...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...粛(しゅく)としていた...
吉川英治 「三国志」
...初めて魯粛に心中の秘を打ち明けた...
吉川英治 「三国志」
...かならず前約を違(たが)え給わぬように」そう魯粛がしつこく念を押していると...
吉川英治 「三国志」
...魯粛(ろしゅく)は...
吉川英治 「三国志」
...西平関(せいへいかん)(甘粛省・西寧)を犯して四川(しせん)へ進攻して来るもの...
吉川英治 「三国志」
...そして深夜の燭(しょく)も人もすべて粛(しゅく)となった...
吉川英治 「私本太平記」
...粛々(しゅくしゅく)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...静粛(せいしゅく)だった...
吉川英治 「山浦清麿」
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