...吉田総理は、口を開けば、綱紀粛正といい、道義の昂揚を叫び、本年二月の施政方針の演説の中には、特に道義の昂揚を掲げておるのであります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...さすがに厳粛な議会だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...井口君は厳粛な基督教徒であるとともに...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...われとわが身を静粛に投げ出したるのちの無限のいつくしみの念とを知っていた...
太宰治 「もの思う葦」
...林陸相の粛軍活動そのものの一反作用が...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...静粛な議会などは...
豊島与志雄 「条件反射」
...天地の旅は悠々として又厳粛...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「二百二十四号は?」三十号が厳粛(げんしゅく)にたずねた...
平林初之輔 「鉄の規律」
...同時にまことに厳粛な事実です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...凡てが柔かく粛(しめ)やかに...
室生犀星 「愛の詩集」
...わたしの文章はむしろ厳粛な内容にふさわしい(もっともこのような混沌として秩序のない話し振りや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...君々すなわち厳粛なる宗教女性であった...
柳田国男 「海上の道」
...……がその真黒い眼の光りの強烈さ……罪人を見下す神様のような厳粛さ……怒った猛獣かと思われる凄じさ……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...吉林(吉林即古粛慎地)三千年旧国...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...丑満(うしみつ)の静寂を破って何とも厳粛な気にうたれる...
吉川英治 「剣難女難」
...兵馬は、粛々、彼の郷土から立って行った...
吉川英治 「三国志」
...「近頃、寄手の後方に変りはないか」「敵の糧道はどうだ」「ここ一ヵ月半ばかり、糧車は通ったことはありません」李粛はうなずいて、もう一名の細作へ向い、「敵の馬は、よく肥えているか」「このごろ妙に痩せてきたように見られます」「敵の兵隊は、どんな歌を謡(うた)うか」「慕郷(ぼきょう)の歌をよく謡っています」「よろしい」細作たちを退けると、李粛はすぐに、大将華雄に会って、一策を献じた...
吉川英治 「三国志」
...厳粛な顔つきをして...
吉川英治 「松のや露八」
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