...非常に粘りこく(gluey)...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...粘り強い根気でどうかして山をそのまま君の画帖(がじょう)の中に生かし込もうとする...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...しかし父はその持ち前の熱心と粘り気とを武器にしてひた押しに押して行った...
有島武郎 「親子」
...糸の両端をよく粘りつかせる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...この粘り強い生命の根はしっかりと互いにからみ合って...
寺田寅彦 「芝刈り」
...粘りっこい笑い方をしている...
豊島与志雄 「春」
...髪の毛らしいものが二筋三筋粘り付いております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さう粘りつよく、血縁に係(かゝは)つてゐてはいけません...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...黴のために粘りついていた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...粘りのないことに関する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もうすこしもうすこしと手を加えてゆくその粘りかたを感服していました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こういう話はつまり文学なら文学に対する粘りの表現の...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(c)ことに彼らの自信のうちにいささかの粘りづよさがあるならば申分なしである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...根から得る透明な粘り強いその液が...
柳宗悦 「和紙の美」
...処々に粘り付いている長い髪毛を見まわすと...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...淡(うす)い血と淋巴(りんぱ)液が襯衣(シャツ)の裏面に粘り付いている...
夢野久作 「暗黒公使」
...粘り付いていた煙草の粉が皆飛んでしまった...
夢野久作 「暗黒公使」
...嘘も平気で忘れうる人間の無恥と粘りづよさも...
吉川英治 「私本太平記」
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