...テストで粗相してしまった...
...キッチンでの粗相が原因でゴキブリが出てきた...
...礼儀として、粗相なく挨拶することが大切だ...
...相手に粗相を指摘するのは難しいけれど、必要な場合もある...
...繊細な素材のものは、粗相な取り扱いをすると傷ついてしまう...
...是は粗相千万(そさうせんばん)...
芥川龍之介 「案頭の書」
...僕も、今日以後は、念には念を入れて、苟(いやしく)もしないと言う方針を取り、粗相だの、不注意だのということは、薬にしたくも無い様にしよう、折角出て貰って、ここで帰るのは残念だが、跡の薬になるから、今夜は戻ろう...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...再びこんな粗相のない様に...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...何が粗相なものか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...全く手前どもの粗相から...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...「とんだお騒がせをしましてん」と自分が粗相でもしでかしたかのように...
橘外男 「生不動」
...粗相をしてはと云う心配とで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わたくしのふとした粗相から...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...あんな粗相をするのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それくらゐの粗相は氣もつくまい」「そんなもんですかね」「股を縛つた扱帶(しごき)を搜せ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...懷中(ふところ)はあまり豐かでないが、新鳥越の知合を訪ねて、觀音樣へお詣りして、雷門前で輕く一杯呑んで、おこしか何んか、安くて嵩張(かさば)るお土産を買つて、明神下の錢形の親分のところへ辿(たど)り着くと、丁度晩飯時になる――と言つた、まことに都合の良いスケジユールを組んで、舌なめずりをしながら、向う岸の橋場に着くと、船頭の粗相か、客が降り急いで、船を傾けたせゐか、乘合船は思ひも寄らぬ勢ひで、岸から張り出した足場へ、ドシンと突き當つたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛んだ粗相で」相手が惡いと思つたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の粗相を庇(かば)ってくれたばかりに役目を縮尻(しくじ)り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「またいつもの粗相(そそう)やさんがそんなことをしてお嬢様にしかられるのですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いやどうも飛んだ粗相をいって相済みません」「いえ...
吉川英治 「江戸三国志」
...何か、粗相をしたなら、ゆるしてやれい」小次郎は、地にぬかずいている耳へ、そのまぢかな声が、何か、ただがんがんと、地うなりのように聞える心地で、満足には、聞きとれなかった...
吉川英治 「平の将門」
...女衆の粗相ならよいが...
吉川英治 「無宿人国記」
...わたしは帰ります」「そんな粗相をしたからって...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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