...「粗服を着て、山登りに行った...
...「粗服で登山すると、汗をかいても肌触りが悪くない...
...「粗服の方が、動きやすいから好きだ...
...「粗服のジャケットを買いに行きたい...
...「粗服は、洗濯に丈夫で長持ちする...
...蓬頭粗服、風采あがらざる一老書生なりしに、それを蜀山人とは、如何にして知り給ふぞと問へば、凡そ天下ひろしといへども、今の世、蜀山人ならで、かゝる句を咏み得るものあらむやと言はれ、吉原第一も今日限りと、齒をくひしばり、わつとばかり泣き伏す...
大町桂月 「牛經」
...蓬頭粗服の三人、旅に優待せられたる例しなきこととて、互に顏見合せて、これは/\と打驚く...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...いかに身に粗服をまとうとも靴の先だけは木賃宿の寝布(シーツ)で拭いて光らせている...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...彼等はその粗服と風雨に曝された皮膚以外...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...織目の見える古生地の粗服を着ていたが...
豊島与志雄 「塩花」
...一向人目につかない粗服をまとい...
豊島与志雄 「立札」
...如何なる粗食と粗服と陋屋とを余儀なくされても...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...他の一隅には粗服の群集がいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...勞働者と區別できない粗服をひよろ長い体に※うて 泰然自若であつた...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...小児遊戯の年齢には粗衣粗服...
福沢諭吉 「新女大学」
...粗服はさせても滋養物は屹(きっ)と与えるようにして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...粗服の女だちとあとに心配のない程度で金を分けあつた...
室生犀星 「巷の子」
...美しい肌に粗服をまとって...
森鴎外 「安井夫人」
...粗服を着たり朝夕の食膳の菜を減らしたりして範を示してみせる事も...
吉川英治 「鬼」
...粗服に眉深(まぶか)な笠をかぶり...
吉川英治 「新書太閤記」
...腰がひくく、粗服をまとい、左右にも物々しい家臣などは並べず、十二、三の子どもひとりを小姓としてうしろに置いているだけだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...主(あるじ)の粗服は...
吉川英治 「源頼朝」
...伊豆山の尼院から密かに移って来た政子も至って粗服であった...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索