...また竹は一般に我国に於る唾壺(だこ)の代用として使用されるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ここでゴクリと唾を嚥(の)みこんだ...
海野十三 「赤外線男」
...ジャーップ」と云って唾をはいた...
寺田寅彦 「チューインガム」
...無益にも天に向かって唾しているのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...彼はぺっと唾を吐いて錠前を思いきり...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そうして窓から唾液(つばき)をした...
夏目漱石 「坑夫」
...御主人が死んでゐなさるぢやありませんか」藤助はゴクリと固唾(かたづ)を呑みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ろくな唾(つば)だって出やしませんよ」「それからどうした」「二つ三つねじ合ったと思うと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大きく固唾(かたづ)を呑みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゴクリと固唾(かたず)を呑みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...固唾(かたず)を呑んで居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人が唾を吐くのも...
別所梅之助 「石を積む」
...参吉は唾を吐いた...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...新八はごくっと唾(つば)をのみ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...……が……又グット唾液(つば)を嚥(の)んで思い止(とど)まった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...慥(しか)と聞いた」「何たること!」諸士は地に唾(つば)をして...
吉川英治 「黒田如水」
...「この野郎」とその隙を後の二人が柄手(つかで)に唾(つば)をくれて...
吉川英治 「剣難女難」
...唾棄(だき)すべき奴だ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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