...どうも永井荷風氏や谷崎潤一郎氏の糟粕(さうはく)を嘗(な)めてゐるやうな観があつた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...粕壁の旅店に達したる時...
大町桂月 「粕壁夜行記」
...淵明の頭にはよく酒の粕などがへばりついてゐた...
薄田泣菫 「独楽園」
...呉(く)れたるは新酒にあらず酒の粕(かす)十月十六日 大崎会...
高浜虚子 「六百句」
...*日ならずして彼は原籍地(げんせきち)肥後国葦北郡水俣から戸籍を東京府北多摩郡千歳村字粕谷に移した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...粕谷草堂の夫妻は鶴子を連れて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...大正十二年十二月三十日東京郊外粕谷恒春園に於て徳冨健次郎みゝづのたわこと(新刊予告)『みゝづのたはこと』は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...相見互(あいみたが)いじゃ」「粕理窟(かすりくつ)を言う場合でないぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
...豆腐の粕はまだ三太が床のなかにいる時分豆腐屋から毎朝一個ずつ規則的に届けてくれる...
中村地平 「南方郵信」
...「六月十三日粕淵駅迄御進相成...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...東日本では是を甘粕又は甘粥といふ名が弘く行はれて居る...
柳田國男 「食料名彙」
...はじめに浦粕(うらかす)町は根戸川のもっとも下流にある漁師町で...
山本周五郎 「青べか物語」
...浦粕時代の私の収入は...
山本周五郎 「青べか物語」
...大松寺は浦粕町から東北東へ...
山本周五郎 「青べか物語」
...浦粕(うらかす)まで曳(ひ)き戻ってもらうことも覚えた...
山本周五郎 「青べか物語」
...浦粕(うらかす)の宗五郎根戸川の下流...
山本周五郎 「青べか物語」
...浦粕(うらかす)一のぶっくれ舟だっけだが」男は次に散髪屋で湯沸し器を買ったことや...
山本周五郎 「青べか物語」
...浦粕における悪童のうち...
山本周五郎 「青べか物語」
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