...同時に蜂は花粉の粒を少しづつ噛む...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...一つびとつ小粒の実を拾いとるのは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...一粒の籾でしかありません...
高神覚昇 「般若心経講義」
...たとえば昔ある僧侶(そうりょ)の学者が顕微鏡下で花粉をのぞいている間に注意して研究した微粒子の運動が...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...見応(みごた)えのある粒の大きいのも...
徳田秋声 「仮装人物」
...燃素説・光粒子説・原子論又原子小太陽系説・エーテル等々はかかる性質を有った仮説であった...
戸坂潤 「辞典」
...(A)の摸写図はこの雲粒付結晶を示すものであろう...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...霧の粒が出来るのである...
中谷宇吉郎 「「茶碗の湯」のことなど」
...これらの細塵や塩の微粒子が凝縮の核としては一番役立つものであるが...
中谷宇吉郎 「雪」
...それに道中の費用として、小粒や小判の一、二枚は、いつでも仕舞ってあったはずである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...一粒づつの豆を置きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飯粒がフンダンに入ってゝ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...食べる?」と掌へ乗せた黒い粒を私にすすめる丈である...
松永延造 「職工と微笑」
...私はまた足もとの砂(すな)を見ましたらその砂粒(すなつぶ)の中にも黄いろや青や小さな火がちらちらまたたいているのでした...
宮沢賢治 「インドラの網」
...大粒(おおつぶ)の雨にうたれゴム靴をピチャピチャ云わせながら...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...ここへも大きな金剛石(ダイヤモンド)を一粒渡しました...
夢野久作 「白髪小僧」
...後名(こうめい)をつぐ大事な一粒だねでもある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...こぼれ落ちた麦粒も...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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