...柳がようやく米粒ほどの芽をふき出した...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...粒があまり大きくないときには...
寺田寅彦 「茶わんの湯」
...なお凍らないで水のままの形で大気中に浮かんでいる霧粒があったという報告すらある...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...硯によって粒子の大きさなどが如何に変るかを調べたのである...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...海水の中に含まれている微粒の塵ようのものに支配されることが多いのであるが...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...イオンというのは電気を持った微粒子であって...
中谷宇吉郎 「雪」
...有つた――小判と小粒で三十八兩...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それぢや一向ピカリと來ませんね」「小判や小粒は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...粒々半カ年にわたる工作の荒筋だった...
服部之総 「新撰組」
...その豆粒ほどの家畜をイギリスに持って帰って飼ったなどというところは...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...隣近所に男は頼みに行って見たもののおよそ小豆と名のつくものは、依然、一粒もなかった...
室生犀星 「津の国人」
...余り粒が揃っている...
森鴎外 「杯」
...雀は一粒の餌さえも見附けることが出来なかった...
横光利一 「南北」
...千石が一粒欠けても...
吉川英治 「剣の四君子」
...迅(はし)こくて小粒だから...
吉川英治 「新書太閤記」
...もはや一粒の糧(かて)もなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...見事米粒だけ真二つに切り割って見せたという話も...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...煤(すす)一粒の大きさだった...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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