...飯粒などをざぶざぶと洗い落す...
梅崎春生 「幻化」
...その頬に大粒な雫が伝っていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...六粒と一緒に舌の上に載せると...
太宰治 「お伽草紙」
...月光の中で一粒ずつ拾い集めた砂金...
太宰治 「ろまん燈籠」
...粒子や元素の製造である...
戸坂潤 「技術と科学との概念」
...結局雲粒をいかにして成長せしめるかという点に帰する...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...氷の粒があるままの状態で...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...冷たい風に誘われてポツリと大粒の雨が顔にあたる...
夏目漱石 「琴のそら音」
...打ち洩(も)らされた米粒は黄色な汁と相和して鼻のあたまと頬(ほ)っぺたと顋(あご)とへ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...全く思い付きだ」「ヘエ――」「青銭や鐚銭(びたせん)を小粒に変えたのも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天界からみたら粟粒(あはつぶ)ほどの人間なンだが...
林芙美子 「浮雲」
...米麦の穀粒とあえて異なる所はないが...
牧野富太郎 「植物記」
...果実は小粒(こつぶ)状の堅(かた)い分果(ぶんか)で...
牧野富太郎 「植物知識」
...見る間にあとからあとから大粒の涙はポトポトポトポト溢れてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...何でもなるたけ大勢の候補者を聚(あつ)めてなるたけ緩々(ゆるゆる)一粒択りにしたらきっと無類上等のお婿さんが出て来ますよ...
村井弦斎 「食道楽」
...そうして漬物用の菜を一般にヒラグキとも呼んでいる(粒々辛苦)...
柳田國男 「食料名彙」
...無限とも数え切れない微生物の大群の一粒一粒には...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「たいへん!」日吉は栗の実の一粒みたいに...
吉川英治 「新書太閤記」
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