...一粒(ひとつぶ)...
泉鏡太郎 「十六夜」
...もろこしを一粒一粒喰つてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その上に焼酎(しょうちゅう)に浸した米粒をのせておく...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...中には二粒の錠剤が...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...そして大粒の涙が両の眼からほとばしった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ぱらぱらと大粒な雨がきて...
豊島与志雄 「食慾」
...昇華蒸発を完了するくらいの大きさのドライアイスの粒が...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...微粒子が存在することであるという重大な結論を得たのである...
中谷宇吉郎 「「霜柱の研究」について」
...しかし墨の粒子の大きさや水面に拡がる墨膜の厚さなどの測定もされ...
中谷宇吉郎 「墨色」
...この火花は非常に細かい炭素粒の塊が或る種の塩らしい透明物質に包まれたものであるということであった...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...一粒種(ひとつぶだね)の伜一人を助けると覺召して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大粒な最も素晴しいコバルトダイヤを妻へ送つてやつた...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...呆んやりとした眼でお粒は鏡の前に立つた...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...鋏の柄に着いてゐる米粒ほどの透明な石を...
原民喜 「真夏日の散歩」
...この記念すべき実生モウソウチク林は大正元年(1912)に実(み)すなわち穀粒を播いてはやしたものだが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...父母はこれを一粒種(ひとつぶだね)と称して鍾愛(しょうあい)していると...
森鴎外 「渋江抽斎」
...九蔵(後の団蔵)など一粒選りの大立物...
山本笑月 「明治世相百話」
...燕作の小粒(こつぶ)なからだはみるみるうちに追(お)い越(こ)されて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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