...加うるに持って生れた通人病や粋人癖から求めて社会から遠ざかって...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...有名な粋人であるリチャード・エンフィールド氏との友情も...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...四十八歳粋人 (浪花(なにわ))世間胸算用(せけんむねさんよう)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...粋人には、その笑いがこたえた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...この三粋人と共に遊んで四天王と呼ばれ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...その粋人の服装でもって...
太宰治 「服装に就いて」
...その夜かぎり、粋人の服装を、憤怒を以て放擲(ほうてき)したのである...
太宰治 「服装に就いて」
...酔えば仕舞の一手も踊ろうという粋人だが...
豊島与志雄 「失策記」
...江戸の粋人の生活も聊か知る事が出来た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...今日鳴雪が時々昔の江戸の粋人の事などをいうも...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...本年都門の粋人春信が忌日を選びて阿仙の碑を建つ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ここまで来て素通(すどお)りという法があるか」「拙者は左様な粋人(すいじん)とは違う」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...女のために身上(しんしょう)を棒に振るほどの粋人でないだけが恨みだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...むかしどおりの粋人(キャラント)よ……追放解除になったあと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...わたしはこれでなかなか粋人ですばい...
火野葦平 「花と龍」
...殊にその道の粋人たちには喜ばれた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...(後節「明治女芝居と娘義太夫」参照)硯海太夫と鶴彦翁義太夫と一中節の掛合政客中の粋人大岡硯海(育造)先生...
山本笑月 「明治世相百話」
...侯爵と由吉は実に呼吸の合った粋人同志だった...
横光利一 「旅愁」
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