...それとも、粋人の座興か...
江戸川乱歩 「影男」
...有名な粋人であるリチャード・エンフィールド氏との友情も...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...」と粋人も、思わず野暮の高声になって攻めつけると、女は何も言わずに、伏目になって合掌した...
太宰治 「新釈諸国噺」
...粋人には、その笑いがこたえた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...生意気な三粋人も...
太宰治 「新釈諸国噺」
...この三粋人と共に遊んで四天王と呼ばれ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...「粋人らしくもねえ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...自分の粋人振りを政策やら商策やらの武器として用ゐてゐる抜け目のない人さへあるらしく...
太宰治 「津軽」
...といかにも鼻持ちならぬ謂(い)わば粋人の口調を...
太宰治 「服装に就いて」
...その夜かぎり、粋人の服装を、憤怒を以て放擲(ほうてき)したのである...
太宰治 「服装に就いて」
...今日鳴雪が時々昔の江戸の粋人の事などをいうも...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ここまで来て素通(すどお)りという法があるか」「拙者は左様な粋人(すいじん)とは違う」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...女のために身上(しんしょう)を棒に振るほどの粋人でないだけが恨みだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...むかしどおりの粋人(キャラント)よ……追放解除になったあと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...また欧州の柳暗花明にも充分に通暁せられる学殖遊蕩ともに誉れ高い粋人中の粋人...
久生十蘭 「魔都」
...わたしはこれでなかなか粋人ですばい...
火野葦平 「花と龍」
...(後節「明治女芝居と娘義太夫」参照)硯海太夫と鶴彦翁義太夫と一中節の掛合政客中の粋人大岡硯海(育造)先生...
山本笑月 「明治世相百話」
...彼はまだ枯淡(こたん)な粋人(すいじん)では勿論なかった...
吉川英治 「春の雁」
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