...それとも、粋人の座興か...
江戸川乱歩 「影男」
...有名な粋人であるリチャード・エンフィールド氏との友情も...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...四十八歳粋人 (浪花(なにわ))世間胸算用(せけんむねさんよう)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...生意気な三粋人も...
太宰治 「新釈諸国噺」
...と苦労知らずの三粋人も...
太宰治 「新釈諸国噺」
...この三粋人と共に遊んで四天王と呼ばれ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...「粋人らしくもねえ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...自分の粋人振りを政策やら商策やらの武器として用ゐてゐる抜け目のない人さへあるらしく...
太宰治 「津軽」
...その夜かぎり、粋人の服装を、憤怒を以て放擲(ほうてき)したのである...
太宰治 「服装に就いて」
...酔えば仕舞の一手も踊ろうという粋人だが...
豊島与志雄 「失策記」
...粋人の巣と言うべきだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...女のために身上(しんしょう)を棒に振るほどの粋人でないだけが恨みだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...むかしどおりの粋人(キャラント)よ……追放解除になったあと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...また欧州の柳暗花明にも充分に通暁せられる学殖遊蕩ともに誉れ高い粋人中の粋人...
久生十蘭 「魔都」
...わたしはこれでなかなか粋人ですばい...
火野葦平 「花と龍」
...勝手にこの二人の粋人の手の中で進められた...
横光利一 「旅愁」
...粋人の彼である...
吉川英治 「私本太平記」
...彼はまだ枯淡(こたん)な粋人(すいじん)では勿論なかった...
吉川英治 「春の雁」
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