...加うるに持って生れた通人病や粋人癖から求めて社会から遠ざかって...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...有名な粋人であるリチャード・エンフィールド氏との友情も...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...太鼓の中は知らぬが因果)粋人「ものには堪忍(かんにん)という事がある...
太宰治 「新釈諸国噺」
...粋人には、その笑いがこたえた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...その昔にはやはり浪花の粋人のひとりであった古老の述懐...
太宰治 「新釈諸国噺」
...生意気な三粋人も...
太宰治 「新釈諸国噺」
...と苦労知らずの三粋人も...
太宰治 「新釈諸国噺」
...自分の粋人振りを政策やら商策やらの武器として用ゐてゐる抜け目のない人さへあるらしく...
太宰治 「津軽」
...といかにも鼻持ちならぬ謂(い)わば粋人の口調を...
太宰治 「服装に就いて」
...その夜かぎり、粋人の服装を、憤怒を以て放擲(ほうてき)したのである...
太宰治 「服装に就いて」
...酔えば仕舞の一手も踊ろうという粋人だが...
豊島与志雄 「失策記」
...本年都門の粋人春信が忌日を選びて阿仙の碑を建つ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ここまで来て素通(すどお)りという法があるか」「拙者は左様な粋人(すいじん)とは違う」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...粋人の巣と言うべきだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...文政ごろのような粋人の学者がたくさん残っていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...侯爵と由吉は実に呼吸の合った粋人同志だった...
横光利一 「旅愁」
...勝手にこの二人の粋人の手の中で進められた...
横光利一 「旅愁」
...彼はまだ枯淡(こたん)な粋人(すいじん)では勿論なかった...
吉川英治 「春の雁」
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