...あるいは穀物から籾殻(もみがら)を簸(あお)りわけたりするのに使用する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これに籾を干すのである...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...昼間は籾の搬送(はんそう)は出来ぬ...
梅崎春生 「日の果て」
...それで編輯も売捌も本屋の手を借りずに一切三田文学会でやらうと云ふ話になつたのですが突然籾山書店が現れて万事私の云ふ通にすると云ふ約束をしてくれたのです...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...森鴎外(もりおうがい)先生が『スバル』その他の雑誌に寄せられた名著の大半もまた籾山書店から刊行せられた...
永井荷風 「すみだ川」
...かつてわたくしが籾山庭後(もみやまていご)君と共に月刊雑誌『文明』なるものを編輯していた時...
永井荷風 「深川の散歩」
...籾山君なども自身幾度び我輩を口説(くど)きに来たかわからないし...
中里介山 「生前身後の事」
...加里や燐は稲の生体や籾殻や糠などの中にあるわけである...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...そのうちに芽をふいている籾が一俵あった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...さらにその俵の種籾を...
柳田国男 「海上の道」
...しかし漂流者が籾種を持ったり...
柳田国男 「故郷七十年」
...籾のまゝなのは外のアラモノ庫に入れて置く...
柳田國男 「食料名彙」
...おそらくは籾殻だけをヌカといっていたので...
柳田國男 「食料名彙」
...また籾摺臼も町中には有ろうとも思えぬから...
柳田国男 「木綿以前の事」
...稲を扱(こ)く仕事の手伝に来て一升の籾に有りつき...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「おとゞし(文政十二年)の秋、日向の高岡(たかおか)郷(東諸県(ひがしもろかた)郡)にものしける時、籾木村なる郷士、籾木新右衛門と云へる人の物がたりに、高鍋(たかなべ)領の小菅岳(こすげがたけ)といふ山に、高岡郷より猟に行通ふ者のありけるが、一日罠(わな)を張り置けるに、怪しき物なんかゝりたりける...
柳田国男 「山の人生」
...濡れた籾や玄米が二...
柳田国男 「雪国の春」
...焼けた籾(もみ)などが出る...
山本周五郎 「山彦乙女」
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