...この小作人と市場との間にたつ仲買といふのがその土地の作物を抵当にして恐ろしい利子にかけて所謂米塩の資を貸すのであります...
有島武郎 「農場開放顛末」
...おのれの愛する花を売つて米塩の資にする等とは...
太宰治 「清貧譚」
...「天から貰つた自分の実力で米塩の資を得る事は...
太宰治 「清貧譚」
...阿母は米塩の資(もとで)だけには事欠ぬと云つてゐたが阿父は西瓜畑の一隅の...
牧野信一 「熱海線私語」
...そしてついに米塩の資を得るために母は日夜機(はた)を織らねばならなかった...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
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