...村端(はず)れの、町との境にある「益城屋」は、白い壁の米倉が、幾十とならんでいた...
徳永直 「戦争雑記」
...米倉(よねくら)三造の出現がそれであった...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...米倉の戯曲をさほどには買わなかった...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...けれども米倉は隠忍した...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...米倉は完全に文壇の一角を占領した...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...米倉は死ぬかとすら思われた...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...仇敵(かたき)米倉三造の盛名日に日にあがるのを見つつ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...けれど僕は米倉と自分とを比べてみた...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...米倉は結婚話を持ち出した...
林芙美子 「秋果」
...自分と結婚をしたいと云つてくれた親切な米倉の思ひ出もいまはなつかしい...
林芙美子 「秋果」
...今も日本に米倉中の蛇を...
南方熊楠 「十二支考」
...公方様の米倉あたりまで伸せばいいに...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...米倉だけで十何戸前だとか...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...この久左衛門の米倉を見詰めない筈はない...
横光利一 「夜の靴」
...夏侯尚は答えて、「米倉山には、わが叔父の夏侯淵が大軍を率いて陣取り、定軍山(ていぐんざん)に続いておりますから、少しもご心配はいらぬと思います...
吉川英治 「三国志」
...米倉山(べいそうざん)の兵粮を北山のほうへ移しておる様子です」孔明は...
吉川英治 「三国志」
...米倉へでも行って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...伊織は、米倉の隅へ、鼠のように、寝かしてもらった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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