...間代や米代も出してもろたり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...米代はどうすると考へると何の成算も無いので...
高濱虚子 「俳諧師」
...(米代は和尚さんの立換へ)すみません...
種田山頭火 「一草庵日記」
...十九銭内米代(一升四十五銭)三合...
種田山頭火 「一草庵日記」
...今日の米代(和尚さん立換)一日 外米一合 一升 三十八銭割当 十日分一人 内米八勺 八合 三十六銭九月廿三日曇―時々晴...
種田山頭火 「一草庵日記」
...和尚さんに返金し、米代を払ひ、一洵老の奥さんに返金し、麦を買ふ、それから二三杯あほる、すつかり酔つた、酔つたことは酔つたが、酔ひつぶれはしなかつた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...そして行乞によつて米代を...
種田山頭火 「行乞記」
...四月十三日晴、行程二里、前原町、東屋(二五・(マヽ))からりと晴れ、みんなそれ/″\の道へゆく、私は一路東へ、加布里、前原を五時間あまり行乞、純然たる肉体労働だ、泊銭、米代、煙草銭、キス代は頂戴した...
種田山頭火 「行乞記」
...ふら/\と出かけて樹明君から米代を借りた(といふよりも奪つた)...
種田山頭火 「其中日記」
...気はすゝまないけれど仕方なしに敬君を役所に訪うて少しばかり米代を融通して貰ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...私だとても米代を払う胸算(あて)もなしに...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...やっと米代だけだよ...
徳田秋声 「縮図」
...その時は米代ぐらいは立て引いてやる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妻はカフェーの女給に行ってチップで米代を稼いで来るのだった...
細井和喜蔵 「モルモット」
...米代よりも水代が嵩張る譯なので...
正宗白鳥 「水不足」
...此の妻の収入があるので米代と薪炭(しんたん)費丈は先(ま)づ支へる事が出来た...
與謝野寛 「執達吏」
...明日の米代としている小銭を悲しげに数えた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...米代もつづかないのだ...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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