...もう梢(こずえ)に簇(むらが)った芽を神経のように震わせている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...遠い土塀に簇(むらが)った...
芥川龍之介 「将軍」
...簇々(そうそう)とつるをのばしたその花が...
芥川龍之介 「偸盗」
...簇(しんし)だよ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...唯(と)見(み)れば一簇(いつそう)の雲(くも)の霏々(ひゝ)として薄(うす)く紅(くれなゐ)なるあり...
泉鏡花 「花間文字」
...海外の学を研究する者簇出(ぞくしゅつ)し...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...西をさしてゆくに、堤は絶えて、一簇の人家あり、埼玉村といふ...
大町桂月 「石田堤」
...今日(けふ)は麓の深谷より簇々(むら/\)と渦上する白雲の爲めに蔽はれて...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...自分は一簇(いちぞく)の黒煙と共に戸外(おもて)へと押し出された...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...子供の時分垣根に簇生して居た射干の花を母が切つて佛壇へ供へるので射干の花が僕の腦髓に深く印象され且つ之を好むやうに成つたのであつた...
長塚節 「開業醫」
...其処に立つて居る一簇の老松の梢には夕方になれば鴉が四方から聚つて鬱陶しい雨に打たれながら騒ぐ...
長塚節 「隣室の客」
...鈴蘭の簇(むら)がる上に浮かした...
夏目漱石 「それから」
...窓の外に簇(むら)がる草花の香(におい)を嗅(か)ぎながら...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...花を包んで雑然と簇(むら)がるばかりである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...※中枝ヲ出シ簇々(ソウソウ)繁茂シ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
......
牧野富太郎 「植物一日一題」
...家の簇(むら)がっている斜面地まで付いている...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...明らかに簇々(ぞくぞく)と兵団の近づくような地鳴りがする...
吉川英治 「上杉謙信」
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