...簇々(そうそう)とつるをのばしたその花が...
芥川龍之介 「偸盗」
...此の二本の水松はその簇葉(ぞくよう)で...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...一時に雲のやうに簇々(むらむら)と頭をもたげ出して...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...……まるで簇生(そうせい)植物のようだ...
相馬泰三 「六月」
...春になつて粟粒を固めた袋のやうな花の簇出(そうしゆつ)したのを見て驚いたのは...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...腰部のみ長毛簇生(ぞくせい)す...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...今日(けふ)は麓の深谷より簇々(むら/\)と渦上する白雲の爲めに蔽はれて...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...杜の上に晴れやかに簇(むら)がり立つた雲のさま...
田山録弥 「大阪で」
...葡萄(ぶどう)ぐらいの大きさの疣(いぼ)が一面に簇生(そうせい)していて...
寺田寅彦 「柿の種」
...流言飛語の類が簇出したと云われていることを注意しよう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...簇つた花の上には糊をつけた白糸が三括りばかり竿に掛けて干してある...
長塚節 「鉛筆日抄」
...無数の石筍の簇生を発見したような驚きであった...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...なんとおびただしい円柱の簇立であることか! ペンテリコスの石山から切り出したといわれる白大理石も二千四百年の星霜をけみして乳色に古び...
野上豊一郎 「パルテノン」
...赤色の美花を攅簇して開く(故に紅繍毬あるいは珊瑚毬の名もある)熱国の常緑灌木で我が内地には固(もと)より産しない...
牧野富太郎 「植物記」
...ひよろひよろした赤松が簇(むら)がつて生えてゐる...
森鴎外 「妄想」
...上簇期(じやうぞくき)に近い夏蠶(なつこ)の臭ひとが...
吉江喬松 「霧の旅」
...明らかに簇々(ぞくぞく)と兵団の近づくような地鳴りがする...
吉川英治 「上杉謙信」
...旌旗(せいき)などの簇立(ぞくりつ)している所こそ問わずして...
吉川英治 「新書太閤記」
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