...それよりも簀戸(すど)をすかして見える朝顔の花が友禅染(ゆうぜんぞ)めのように美しかった...
田山花袋 「田舎教師」
...」お母さんは上(あが)り框(がまち)の簀戸(すど)をあけて話しながら敷居のそばにすわり...
壺井栄 「大根の葉」
...簀戸(すど)を透して...
長谷川時雨 「紫式部」
...簀戸(すど)の向うに透(す)いてみえた姿は...
吉川英治 「剣難女難」
...簀戸(すど)の外にたたずんで...
吉川英治 「剣難女難」
...片手で簀戸を開けた御方は...
吉川英治 「剣難女難」
...簀戸(すど)を開け払って思うさまは風を入れて立ち去った...
吉川英治 「剣難女難」
...城門の揚げ簀戸(すど)を開けさせて...
吉川英治 「新書太閤記」
...簀戸(すど)の蔭から四十前後の薄化粧(うすげしょう)した妻女が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...中仕切の簀戸(すど)から透いてみえる...
吉川英治 「松のや露八」
...簀戸(すど)の腰板に...
吉川英治 「松のや露八」
...簀戸越しに見える寝姿の方が...
吉川英治 「松のや露八」
...すると簀戸越しに見える水団扇の蔭(かげ)から...
吉川英治 「松のや露八」
...萩の簀戸(すど)を突き破った硯は...
吉川英治 「夕顔の門」
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