...(耶蘇(ヤソ)紀元前三百十二年アピウス・クラウヂウスの築く所にして...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...屍(しかばね)の山を築く...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...結城祐廣の築く所にて...
大町桂月 「白河の七日」
...ここに城を築くがよろしい...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...雪舟築くところ――を改めて鑑賞する...
種田山頭火 「行乞記」
...万里の長城を築くのがエライでも無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...毎日毎日見物の黒山を築く騒ぎです...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...その割註に「この亭垣を築く前」としてあるところを見ると...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...かういふ僧房を築くのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...近年流行の醋酸(さくさん)採りの窯を築くほどの大工事じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...ピンカートンの水陸旅行全集七卷六二三頁)ベーリング・グールドの「奇態な遺風」に蒙昧の人間が數本の抗に皮を張つた小屋をそここゝ持ち歩いて暫し假住居した時代は建築に深く注意をせなんだが世が進んで礎をすえ土臺を築くとなれば...
南方熊楠 「人柱の話」
...一六一五年(大阪落城の元和元年)オルデンブルグのギュンテル伯は堤防を築くに小兒を人柱にする處へ行合せ其子を救ひ...
南方熊楠 「人柱の話」
...民藝を生活から離れた趣味の上に築く事は避ける方が至当なのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...味方の一塁を築くなど...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分で築く城だからな...
吉川英治 「新書太閤記」
...――敵地の資材をもって敵地に築くというのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...城を築くにも道を作るにも...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...私の努力はそれと徹底的に戦って自己の生活を深く築くにある...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
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