...饗庭篁村だの、高橋健三だの、みんなおもしろいひとが入っていまして、幹事が廻り持ちで趣向しまして、そのときお酒をやたらに飲んだらしいんです...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...安井息軒、元田東野、重野成斎、川田甕江、大槻磐渓、鷲津毅堂、岡松甕谷、阪谷朗廬、根本通明、竹添井々、島田篁邨、三島中洲などもおったが、その他幾多相当の儒者が生存しておったから直接間接種々思想問題にも関係があった次第である...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...枕橋畔の料亭八百善、牛島神社の舊社地、弘福寺裏の富田木歩の家、淡島寒月の梵雲庵、饗庭篁村の家、幸田露伴の蝸牛庵、百花園の御成屋敷...
心猿 「桜もち」
...さうかと思ふとヨチヨチ這ひ廻つてゐる松篁(しようくわう)の幼な姿が...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...うちの松篁は、私の顔を三味線だと言う...
上村松園 「三味線の胴」
...私も息子の松篁も...
上村松園 「母への追慕」
...「蒙々篁竹下、有路上壺頭」に始まる個所だ...
高村光太郎 「黄山谷について」
...小説家には饗庭篁村(あえばこうそん)...
永井荷風 「向嶋」
...篁(たかむら)を先頭にして縦隊をつくり...
久生十蘭 「地底獣国」
...現にわたくしの饗庭篁村(あへばくわうそん)さんに借りてゐる茶山の柬牘にも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」小野篁の郷の条に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...亦饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの所蔵の中にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...紙片は今饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの蔵※(ざうきよ)中にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...饗庭篁村さんの所蔵の月日を闕いた書牘の断片に下の文がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...長井金風(ながいきんぷう)さんは篁の前に井上蘭台(いのうえらんだい)と井上金峨(きんが)とを加えなくてはならぬといっている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...後年に至って島田篁村の如きも...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そしてその篁の蔭には一二本づつの椿と梅とが散り殘つて...
若山牧水 「樹木とその葉」
...現に庭先を圍んでゐる篁の竹などもわざ/\嵯峨から持つて來て植ゑたものなのださうだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索