...松篁(しょうこう)と嫁の多稔子(たねこ)と私と三人で稽古を続けている...
上村松園 「画道と女性」
...息子の松篁もしておりますので...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...そっと松篁の画室の方をのぞいて見ますと電燈がついている...
上村松園 「「草紙洗」を描いて」
...松篁夫婦、それから孫も仕舞を習っているという工合で、一週に一度ずつは先生に来て頂いているという、まあ熱心さです...
上村松園 「無表情の表情」
...」篁村氏は片手に葱をぶら提げながら...
薄田泣菫 「茶話」
...唖々子はかつて文学博士島田篁村(しまだこうそん)翁の家塾にあり漢学の素養浅からざるの人...
永井荷風 「書かでもの記」
...運甓居雑詠百年旧府嘆二榛荊一四面山河自作レ城 十日雲容多北走 二州水勢尽西行 遠書毎托二海商至一閑話只憑二山衲迎一羇官雖レ孤幸無レ恙 回レ頭已没幾同庚公篁渡此地名区慰二老孱一風光秀偉満二衰顔一東西来合巴回水 南北相臨鼎峙山 亜竹檀欒遶二旧郭一遺民絡繹渡二荒関一晩晴試望二公篁渡一人在二灘声嵐気間一ともに山国盆地の郡衙三次の地勢風光気象を実に即いて髣髴と描出してゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...篁(たかむら)栄二郎が最後に残った...
久生十蘭 「地底獣国」
...篁だけは、観念したような顔で蘇鉄の幹に腰をかけ、立ち上ろうともしなかった...
久生十蘭 「地底獣国」
...篁は、大きな眼玉をギョロつかせてそれを眺めながら、日本語で、三人だけに聞えるように囁いた...
久生十蘭 「地底獣国」
...わたくしが篁の死を此に註するのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...現にわたくしの饗庭篁村(あへばくわうそん)さんに借りてゐる茶山の柬牘にも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「此ところはむかし小野の篁の故郷とぞ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「韓聯玉曾有訪予幽篁書屋之約...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「漁師撤網篁師割...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...篁は抽斎の生れる七年前に歿している...
森鴎外 「渋江抽斎」
...後年に至って島田篁村の如きも...
森鴎外 「渋江抽斎」
...天保九年に生れた篁村は三十五歳になっていたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
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