...饗庭篁村だの、高橋健三だの、みんなおもしろいひとが入っていまして、幹事が廻り持ちで趣向しまして、そのときお酒をやたらに飲んだらしいんです...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...こみ入つた、殿上人の管絃をしてゐるさまや、貫之の草仮名や竹杖会の古い写生会のスケツチや、松篁が、乳を呑んでゐる、幼い顔や、これといつてとりとめのない記憶を辿つてゐるやうなものです...
上村松園 「思ひ出」
...と松篁(しょうこう)なども言っているそうです...
上村松園 「苦楽」
...松篁は春になるまで待ちきれず...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...松篁夫婦、それから孫も仕舞を習っているという工合で、一週に一度ずつは先生に来て頂いているという、まあ熱心さです...
上村松園 「無表情の表情」
...松篁はぷりぷり怒ってしまいまして...
上村松園 「迷彩」
...この早稲田本を早大に移る以前に抄録解説したのが饗庭篁村(あえばこうそん)氏の『馬琴日記抄』であって...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...饗庭(あへば)篁村氏は剽軽(へうきん)な面白い爺さんだが...
薄田泣菫 「茶話」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...運甓居雑詠百年旧府嘆二榛荊一四面山河自作レ城 十日雲容多北走 二州水勢尽西行 遠書毎托二海商至一閑話只憑二山衲迎一羇官雖レ孤幸無レ恙 回レ頭已没幾同庚公篁渡此地名区慰二老孱一風光秀偉満二衰顔一東西来合巴回水 南北相臨鼎峙山 亜竹檀欒遶二旧郭一遺民絡繹渡二荒関一晩晴試望二公篁渡一人在二灘声嵐気間一ともに山国盆地の郡衙三次の地勢風光気象を実に即いて髣髴と描出してゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...篁が立ちどまると...
久生十蘭 「地底獣国」
...篁がどんな返事をするかと思って...
久生十蘭 「地底獣国」
...篁は、太い眉のあたりを緊張させ、物を考えるときにいつもする腕あぐらを組みながら、一分ばかり考えていたが、やがて、たったひと言、「よし、やるべ!」と、いった...
久生十蘭 「地底獣国」
...饗庭篁村さんの所蔵の茶山簡牘中にも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...饗庭篁村さんの所蔵の書牘中に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして再び幽篁書屋(いうくわうしよをく)に入ることをなさずに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「漁師撤網篁師割...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そしてその篁の蔭には一二本づつの椿と梅とが散り殘つて...
若山牧水 「樹木とその葉」
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