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饗庭篁村 「木曾道中記」
...安井息軒、元田東野、重野成斎、川田甕江、大槻磐渓、鷲津毅堂、岡松甕谷、阪谷朗廬、根本通明、竹添井々、島田篁邨、三島中洲などもおったが、その他幾多相当の儒者が生存しておったから直接間接種々思想問題にも関係があった次第である...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...松篁の嫁を迎えるのも見...
上村松園 「わが母を語る」
...篁村(こうそん)...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...茶気のある篁村氏は一銭がとこ葱を提(さ)げて嬉しさうに帰つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...願わくば一度は此処(ここ)にしばらくの仮りの庵(いおり)を結んで篁の虫の声小田(おだ)の蛙(かわず)の音にうき世の塵に汚(けが)れたる腸(はらわた)すゝがんなど思ううち汽車はいつしか上り坂にかゝりて両側の山迫り来る...
寺田寅彦 「東上記」
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中島敦 「和歌でない歌」
...運甓居雑詠百年旧府嘆二榛荊一四面山河自作レ城 十日雲容多北走 二州水勢尽西行 遠書毎托二海商至一閑話只憑二山衲迎一羇官雖レ孤幸無レ恙 回レ頭已没幾同庚公篁渡此地名区慰二老孱一風光秀偉満二衰顔一東西来合巴回水 南北相臨鼎峙山 亜竹檀欒遶二旧郭一遺民絡繹渡二荒関一晩晴試望二公篁渡一人在二灘声嵐気間一ともに山国盆地の郡衙三次の地勢風光気象を実に即いて髣髴と描出してゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...篁(たかむら)栄二郎以下八名であった...
久生十蘭 「地底獣国」
...篁が立ちどまると...
久生十蘭 「地底獣国」
...まともに篁の胸を狙いはじめた...
久生十蘭 「地底獣国」
...篁は父祖以来医を以て水戸に仕へ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして再び幽篁書屋(いうくわうしよをく)に入ることをなさずに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...篁村は武蔵国大崎(おおさき)の名主(なぬし)島田重規(ちょうき)の子である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...後(のち)明治二十三年に保さんは島田篁村(しまだこうそん)を訪(と)うて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...天保九年に生れた篁村は三十五歳になっていたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...最近では『饗庭篁村集』の背文字と扉が先生の直筆であります...
山本笑月 「明治世相百話」
...深い篁(たかむら)が夜露に重くうなだれていた...
吉川英治 「親鸞」
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