...が饗庭篁村(あへばくわうそん)氏の編した馬琴日記抄等(とう)によれば...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...饗庭篁村だの、高橋健三だの、みんなおもしろいひとが入っていまして、幹事が廻り持ちで趣向しまして、そのときお酒をやたらに飲んだらしいんです...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...枕橋畔の料亭八百善、牛島神社の舊社地、弘福寺裏の富田木歩の家、淡島寒月の梵雲庵、饗庭篁村の家、幸田露伴の蝸牛庵、百花園の御成屋敷...
心猿 「桜もち」
...幼いころの松篁は...
上村松園 「思ひ出」
...私や松篁にとっては写生...
上村松園 「画室談義」
...伜の松篁も私に似て金魚が好きであった...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...私や松篁など、絵のことはそれは別としまして、茶もあれば花もあり、また唄いもの弾(ひ)きもの、その他の遊芸などもありますが、その中で謡曲、能楽の道はなんといっても一とう物深く精神的でもあり、芸術的でもあって飽きがきませんのみか、習えば習うほど、稽古を積めば積むほど娯(たの)しみが深くなってゆきまして、大業(おおぎょう)に申せば、私どもの生活のすぐれた糧(かて)となって居ります...
上村松園 「無表情の表情」
...ここには松篁が行っている...
上村松園 「余齢初旅」
...まともに篁の胸を狙いはじめた...
久生十蘭 「地底獣国」
...怪しむべしかの野猪その翌朝篁中に死んだと告げた...
南方熊楠 「十二支考」
...沼田川を渡り入野山中を経小野篁(たかむら)の郷(きやう)なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「此ところはむかし小野の篁の故郷とぞ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...偶(たま/\)わたくしの饗庭篁村(あへばくわうそん)さんに借りた一束の書牘(しよどく)の中に遺つてゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...亦饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの所蔵の中にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの所蔵の此書牘の断片は下(しも)の如きものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是も亦饗庭篁村さんの蔵する所に係る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後年に至って島田篁村の如きも...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そしてその篁の蔭には一二本づつの椿と梅とが散り殘つて...
若山牧水 「樹木とその葉」
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