...が饗庭篁村(あへばくわうそん)氏の編した馬琴日記抄等(とう)によれば...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...一行は松篁はじめ数人...
上村松園 「北穂天狗の思い出」
...さうかと思ふとヨチヨチ這ひ廻つてゐる松篁(しようくわう)の幼な姿が...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...伜の松篁も私に似て金魚が好きであった...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...篁村氏自身も夫人が旅立でもすると...
薄田泣菫 「茶話」
...世に知られた宿儒篁村(こうそん)先生の次男で...
永井荷風 「梅雨晴」
...南山(なんざん)や幽篁(ゆうこう)とは性(たち)の違ったものに相違ないし...
夏目漱石 「草枕」
...篁(たかむら)栄二郎以下八名であった...
久生十蘭 「地底獣国」
...篁だけは、観念したような顔で蘇鉄の幹に腰をかけ、立ち上ろうともしなかった...
久生十蘭 「地底獣国」
...――篁(たかむら)...
久生十蘭 「地底獣国」
...怪しむべしかの野猪その翌朝篁中に死んだと告げた...
南方熊楠 「十二支考」
...わたくしが篁の死を此に註するのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...篁は父祖以来医を以て水戸に仕へ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又篁公書する所の仏書あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...偶(たま/\)わたくしの饗庭篁村(あへばくわうそん)さんに借りた一束の書牘(しよどく)の中に遺つてゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...篁は抽斎の生れる七年前に歿している...
森鴎外 「渋江抽斎」
...後年に至って島田篁村の如きも...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そしてその篁の蔭には一二本づつの椿と梅とが散り殘つて...
若山牧水 「樹木とその葉」
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