...節婦でも火には焼かれるはずである...
芥川龍之介 「寒さ」
...節婦橋という小さな木橋があって...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...強い人は幸にして偉人となり、義人となり、君子となり、節婦となり、忠臣となる...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...貞女、節婦とも、称められんこともない――と――某は――見ておるが――」月丸は、綱手の上げた眼へ、美しく、澄んだ眼で、笑いかけた...
直木三十五 「南国太平記」
...節婦(せっぷ)貞女忠臣孝子は...
夏目漱石 「教育と文芸」
...記者は前節婦人七去の条に...
福沢諭吉 「女大学評論」
...孝子節婦を賞するが如し...
福沢諭吉 「帝室論」
...孝子節婦有功の者を賞して全國の徳風を篤くし...
福沢諭吉 「帝室論」
...感心な節婦の話ででもあるかのやうに自分が眺められる...
水野仙子 「神樂阪の半襟」
...忠臣孝子義士節婦の笑う可(べ)く泣く可く驚く可く歎ず可き物語が...
森鴎外 「余興」
...良妻でもなし烈女節婦でもない...
山本周五郎 「おれの女房」
...また孝子節婦の伝など...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...藩譜のなかに編まれる烈女節婦の伝記と...
山本周五郎 「日本婦道記」
...人の心をふるいたたしめる烈女節婦の伝記だ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「烈女節婦はこのように伝記に撰(せん)せられるものだけではない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...まことの節婦とは...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「おまえはわしに世にあらわれざる節婦がいかなるものかを教えてくれたぞ」そして稿本をひらき...
山本周五郎 「日本婦道記」
...恩賞目見というのは、孝子、節婦、篤農などを、城中に呼んで藩主が褒賞する...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
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