...貧にいて富者をしのぐ働きをしたものもある...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...雨露をしのぐ場所をのぞむ学徒は...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...雨露をしのぐだけでなく煖を取るようになって...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...師匠の病気はしのぐ時である...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...貧乏はやつぱりつらい!焚火をして寒さをしのぐ...
種田山頭火 「其中日記」
...まだ雨露をしのぐことができそうである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...飢をしのぐという宇宙への直接の対決ではなくて...
中井正一 「脱出と回帰」
...ヒマラヤをしのぐ壮麗な氷河が...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...父の死の爲に雨露をしのぐ處さへ無くなつて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...それが糊口(ここう)をしのぐ貧しい業であったことが分る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...おれは能なしのぐずだって...
山本周五郎 「さぶ」
...それを売り歩いて僅かに飢をしのぐことから始めた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...霜をしのぐに足る暖衣と食糧とを恵まれんことを乞うために...
吉川英治 「三国志」
...ようやく二十日をしのぐほどしかございませぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...寒さをしのぐにも不足はなかった...
吉川英治 「親鸞」
...今夜は食べずにしのぐときめて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人の軒端をかりて雨露をしのぐことを...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかしどうにかしのぐことが出来た...
和辻哲郎 「鎖国」
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