...然るに從來の住宅建築には此等の影響を調節する機關が具つてゐないから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...速度を調節する朝人はオレを集める...
李箱 「線に関する覚書5」
...気兼すること無しに飲酒を調節することが出来る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...蒸気の汽筒へ通ふのを調節する機関手とが乗つてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...人体にちょうどいい程度に調節する...
海野十三 「三十年後の世界」
...道徳経の中にすでに精神集中の重要なことや気息を適当に調節することを述べている――これは禅定に入るに必要欠くべからざる要件である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...Y養鶏場三句・鶏(とり)はみなねむり秋の夜の時計ちくたく・うたふ鶏も羽ばたく鶏もうちのこうろぎ秋の夜の孵卵器の熱を調節する飲めなくなつたさびしさ酔へなくなつたみじめさ追加・月が落ちる山から風が鳴りだした・蛇が...
種田山頭火 「行乞記」
...その穴の大きさをうまく調節すると二つの土器の二つの棒が全く同じ速度で降下しいつでも同じ通信文が同時に容器の口のところに来ているようになるのである...
寺田寅彦 「変った話」
...その補給の回数と適当な位相とを振動体の振動自身が調節するというのである...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...憤怒と食欲とをともに節するように注意を与えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「煙草を節するには...
豊島与志雄 「条件反射」
...朝飯(あさめし)を節するがため褥中に書を讀み...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...昔から称呼される「謡いもの」に符節するのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...受刑者のちょうど口のなかに入るようにたやすく調節することができます...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...なにもわざわざべつに調節する必要などめったにない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...第一の窓下にはクルマの翼に触れる水量を調節するための鎖がつないであり...
牧野信一 「沼辺より」
...自分の食卓を節することなくして...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...昇ればすぐ冷房機が調節する...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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