...アラームを調節する...
石川欣一 「可愛い山」
...明り障子とガラス障子の二枚戸にしたのは陽光の明暗強弱を適度に調節するためで...
上村松園 「画室談義」
...道徳経の中にすでに精神集中の重要なことや気息を適当に調節することを述べている――これは禅定に入るに必要欠くべからざる要件である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...インディアンは屋根にうがった穴の上にかけられ紐(ひも)で動かすことのできる筵によって風の具合を調節する程度まで進歩していた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...大好きな酒さへ節するだけではなく...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...種々の突き方に必要なキューの速度加速度の時間的経過を自由に調節することも不可能であるように見える...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...風に対してもその力を弱めてしかも適宜な空気の流通を調節する効果をもっている...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...「煙草を節するには...
豊島与志雄 「条件反射」
...朝飯(あさめし)を節するがため褥中に書を讀み...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...自分の言葉を調節する余裕を有(も)たなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...内部の韻律と外部の韻律とが符節する...
萩原朔太郎 「青猫」
...詰(つま)り生涯の根気でそろ/\自(みず)から節するの外(ほか)に道なしと決断したのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...天使は僕の夢をよく見拔いてゐて、それを調節する...
堀辰雄 「死の素描」
...眼鏡の視度を調節する輪を...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...第一の窓下にはクルマの翼に触れる水量を調節するための鎖がつないであり...
牧野信一 「沼辺より」
...冗費を節することを謀(はか)っている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...(c)だがそれは霊魂を調節することにほかならず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...酒を節することは断じて約束します...
山本周五郎 「陽気な客」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??