...体の節々も痛むのだつた...
芥川龍之介 「庭」
...季節々々には船が輻輳(ふくそう)するので...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...手の指の節々に刻まれて居る...
石川啄木 「菊池君」
...節々(ふしぶし)の痛みはよほどやわらいで来た...
梅崎春生 「幻化」
...躰の節々が痛くてどうにもならず...
海野十三 「地獄の使者」
...身体中の節々も溶けてしまいそうなくらい懶(だる)い暑さ...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...指の節々が太く爪先がささくれてる頑丈な手で...
豊島与志雄 「霧の中」
...高声私語する節々(ふしぶし)を聞いていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...大先生のおっしゃったお言葉の節々(ふしぶし)を思い起し...
中里介山 「大菩薩峠」
...季節々々がこの俺を使ひ減らしてくれゝばいい...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...午後は亮来り又宗教談」「夜高知教会へ行く」というような節々がつぎつぎと見られる...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...お言葉の節々にも解ることだ」主膳の言うのは尤も至極でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「大丈夫なんですか!」「ええ体の節々が痛いんです...
林芙美子 「新版 放浪記」
...どうも妙な節々があるんです」顎十郎は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...身体の節々が痛い...
火野葦平 「花と龍」
...何とも云えぬ愉快(こころよき)に節々も緩(ゆる)むよう...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...なんだかこう節々に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...おかしな節々もあるけれど...
吉川英治 「茶漬三略」
便利!手書き漢字入力検索