...馬に乗ったお影で節々が痛んでいたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...手の指の節々に刻まれて居る...
石川啄木 「菊池君」
...節々は御閲読(ごえつどく)の儀をお勧め申まするので...
泉鏡花 「海神別荘」
...そうした言葉の節々にも...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...痛む節々を抑えて下りて来た奴の胸ぐらを取って...
谷崎潤一郎 「少年」
...未来への希望とがその樅(もみ)の小枝の節々につるされた色さまざまの飾り物の中からのぞいているのである...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...節々が太って...
徳田秋声 「仮装人物」
...その両手の節々の頑丈さとが...
豊島与志雄 「香奠」
...身体の節々に力がなかった...
豊島与志雄 「童貞」
...節々が凹んだしなやかな細い指だった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...節々(ふしぶし)がズキズキと痛むのである...
中島敦 「南島譚」
...午後は亮来り又宗教談」「夜高知教会へ行く」というような節々がつぎつぎと見られる...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...おとら 体の節々(ふしぶし)が痛くなって困ってしまう...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...西英ニユウ・フオレストの大森林地のほとりに小さなコツテエジを建てて、外相の劇職にあつた際も、週末の休みには必ず出かけて、太古の処女林そのままのあの深い森へ分け入つて、季節々々の鳴禽、幽禽の歌を聴くことを忘れなかつた...
平田禿木 「趣味としての読書」
...もう一人のほとんど可憐といつてもいいやうな女の書き殘した日記の節々を思ひ浮べるともなしに思ひ浮べ...
堀辰雄 「姨捨記」
...その節々より鬚根を生じ...
牧野富太郎 「植物記」
...そは老人(おいびと)の振舞に飽かぬ節々あればなり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...永遠な旋律が体の9625節々を循(めぐ)っている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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