...醜い節々(ふしぶし)の硬(かた)まった脚...
芥川龍之介 「女」
...節々が痛んでゐたのですから...
芥川龍之介 「河童」
...節々(ふし/\)が固硬(しゃちこば)って...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...妙に骨の節々ががっしりしているものです...
豊島与志雄 「林檎」
...これによりて日頃は全く忘れ果てたりし事どもここに再び思浮ぶる節々多くなりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...「ああ」起き返ろうとしたが節々(ふしぶし)が痛い...
中里介山 「大菩薩峠」
...高声私語する節々(ふしぶし)を聞いていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...節々の痛む体を無理に起して寝床から放れた...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...方々の節々に塗られるための御用意であります」という説明をしたので...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...午後は亮来り又宗教談」「夜高知教会へ行く」というような節々がつぎつぎと見られる...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...他愛ない冒険譚の節々を...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...お前の身が節々(ふしぶし)解けて散らないうちに...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...一日の節々(ふしぶし)である大きな仕事をすましたあとで...
羽仁もと子 「女中訓」
...籠に入れられた犬のように節々がみしみしして来た...
宮本百合子 「一太と母」
...汽車に揺られて、節々が痛む上に、半分寐惚けて、停車場に降りた...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...なんだかこう節々に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...どうしてこの病気の原因になる体液が自分の身体の節々に宿るのかを知っただけ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やつて來る昔ながらの哀哭の節々...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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