例文・使い方一覧でみる「節々」の意味


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...可笑しき節々を(はさ)みたるが...   可笑しき節々をみたるがの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」

...節々がゆるんで、そのゆるんだ間から、自分の思想が湯氣となつて拔け出たのだらう...   節々がゆるんで、そのゆるんだ間から、自分の思想が湯氣となつて拔け出たのだらうの読み方
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」

...私は節々(ふしぶし)の痛い身を運んで英子の家まで歩いて行った...   私は節々の痛い身を運んで英子の家まで歩いて行ったの読み方
豊島与志雄 「運命のままに」

...その両手の節々の頑丈さとが...   その両手の節々の頑丈さとがの読み方
豊島与志雄 「香奠」

...蘿月(らげつ)は若い時分(じぶん)したい放題(はうだい)身を持崩(もちくづ)した道楽(だうらく)の名残(なごり)とて時候(じこう)の変目(かはりめ)といへば今だに骨の節々(ふし/″\)が痛むので...   蘿月は若い時分したい放題身を持崩した道楽の名残とて時候の変目といへば今だに骨の節々が痛むのでの読み方
永井荷風 「すみだ川」

...七兵衛の挙動に合点(がてん)のゆかぬ節々(ふしぶし)を感づいてみると...   七兵衛の挙動に合点のゆかぬ節々を感づいてみるとの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...大先生のおっしゃったお言葉の節々(ふしぶし)を思い起し...   大先生のおっしゃったお言葉の節々を思い起しの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...季節々々がこの俺を使ひ減らしてくれゝばいい...   季節々々がこの俺を使ひ減らしてくれゝばいいの読み方
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」

...五体の節々はメリメリするほど痛みますが...   五体の節々はメリメリするほど痛みますがの読み方
野村胡堂 「江戸の火術」

...梯子(はしご)の上から節々を拔(ぬ)いた竹竿で...   梯子の上から節々を拔いた竹竿での読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...お前の身が節々(ふしぶし)解けて散らないうちに...   お前の身が節々解けて散らないうちにの読み方
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」

...一日の節々(ふしぶし)である大きな仕事をすましたあとで...   一日の節々である大きな仕事をすましたあとでの読み方
羽仁もと子 「女中訓」

...「大丈夫なんですか!」「えゝ体の節々が痛いんです...   「大丈夫なんですか!」「えゝ体の節々が痛いんですの読み方
林芙美子 「放浪記(初出)」

...もう一人のほとんど可憐といつてもいいやうな女の書き殘した日記の節々を思ひ浮べるともなしに思ひ浮べ...   もう一人のほとんど可憐といつてもいいやうな女の書き殘した日記の節々を思ひ浮べるともなしに思ひ浮べの読み方
堀辰雄 「姨捨記」

...まだ二十三で何処かしら未熟の若い節々がお関に自分の子に対する様な気持を持たせるに充分であった...   まだ二十三で何処かしら未熟の若い節々がお関に自分の子に対する様な気持を持たせるに充分であったの読み方
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」

...汽車に揺られて、節々が痛む上に、半分寐惚けて、停車場に降りた...   汽車に揺られて、節々が痛む上に、半分寐惚けて、停車場に降りたの読み方
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」

...永遠な旋律が体の9625節々を循(めぐ)っている...   永遠な旋律が体の9625節々を循っているの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...短かい節々のつながりが非常に切れ易いので...   短かい節々のつながりが非常に切れ易いのでの読み方
夢野久作 「近世快人伝」

「節々」の読みかた

「節々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「節々」


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