例文・使い方一覧でみる「節々」の意味


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...体の節々も痛むのだつた...   体の節々も痛むのだつたの読み方
芥川龍之介 「庭」

...節々(ふしぶし)はひどく痛みを覚えながら...   節々はひどく痛みを覚えながらの読み方
有島武郎 「或る女」

...手の指の節々に刻まれて居る...   手の指の節々に刻まれて居るの読み方
石川啄木 「菊池君」

...節々は御閲読(ごえつどく)の儀をお勧め申まするので...   節々は御閲読の儀をお勧め申まするのでの読み方
泉鏡花 「海神別荘」

...そして指の節々(ふし/″\)が女のそれのやうにふつくりして括(く)りがはいつてゐたさうだ...   そして指の節々が女のそれのやうにふつくりして括りがはいつてゐたさうだの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...身体中の節々も溶けてしまいそうなくらい懶(だる)い暑さ...   身体中の節々も溶けてしまいそうなくらい懶い暑さの読み方
橘外男 「令嬢エミーラの日記」

...見ように依ってはリョウマチの患者が骨を刺すような節々の痛苦をじっと我慢している時の表情に似ている...   見ように依ってはリョウマチの患者が骨を刺すような節々の痛苦をじっと我慢している時の表情に似ているの読み方
谷崎潤一郎 「武州公秘話」

...楢林弟の三人に一ばん興味をもつて「――話の節々や――ヨーロツパ的なものを見るときに――榮之助...   楢林弟の三人に一ばん興味をもつて「――話の節々や――ヨーロツパ的なものを見るときに――榮之助の読み方
徳永直 「光をかかぐる人々」

...時折遠国(えんごく)の見知らぬ人よりこまごまと我が拙(つたな)き著作の面白き節々(ふしぶし)書きこさるるに逢ひてもこれまたそのままに打過して厚き志(こころざし)を無にすること度々(たびたび)なり...   時折遠国の見知らぬ人よりこまごまと我が拙き著作の面白き節々書きこさるるに逢ひてもこれまたそのままに打過して厚き志を無にすること度々なりの読み方
永井荷風 「矢はずぐさ」

...その言葉の節々(ふしぶし)が何もかも心得ているもののようで...   その言葉の節々が何もかも心得ているもののようでの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...季節々々がこの俺を使ひ減らしてくれゝばいい...   季節々々がこの俺を使ひ減らしてくれゝばいいの読み方
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」

...何とも云えぬ愉快(こころよき)に節々も緩(ゆる)むよう...   何とも云えぬ愉快に節々も緩むようの読み方
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」

...是が非でも其を通さずには止まない性格的悲劇を捕えようとしたらしい節々が...   是が非でも其を通さずには止まない性格的悲劇を捕えようとしたらしい節々がの読み方
宮本百合子 「印象」

...まだ二十三で何処かしら未熟の若い節々がお関に自分の子に対する様な気持を持たせるに充分であった...   まだ二十三で何処かしら未熟の若い節々がお関に自分の子に対する様な気持を持たせるに充分であったの読み方
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」

...又ちがった節々が目にもつきます...   又ちがった節々が目にもつきますの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...節々に響いたようだ...   節々に響いたようだの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...節々が朽ちてぼろぼろになっている...   節々が朽ちてぼろぼろになっているの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...(F・O)=(F・I)夜の町惨々な目に遭って節々の痛みに足を引き摺り乍ら帰って来る典六...   =夜の町惨々な目に遭って節々の痛みに足を引き摺り乍ら帰って来る典六の読み方
山中貞雄 「中村仲蔵」

「節々」の読みかた

「節々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「節々」


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