...可笑しき節々を(はさ)みたるが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...馬に乗ったお影で節々が痛んでいたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...こうして節々おいでなさるんです...
泉鏡花 「婦系図」
...節々がゆるんで、そのゆるんだ間から、自分の思想が湯氣となつて拔け出たのだらう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...けだるい四肢(しし)の節々(ふしぶし)に幽(かす)かに響いて来る...
梅崎春生 「日の果て」
...そうした言葉の節々にも...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...それが痛(いた)む節々(ふし/″\)の塗藥(ぬりぐすり)になりますかいの? これからは自分(じぶん)で使(つか)ひ歩(ある)きをばさっしゃったがよい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...楢林弟の三人に一ばん興味をもつて「――話の節々や――ヨーロツパ的なものを見るときに――榮之助...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...七兵衛の挙動に合点(がてん)のゆかぬ節々(ふしぶし)を感づいてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...身体の節々(ふしぶし)が痛んで歩けねえ」と独言(ひとりごと)を言ってがんりきはコロリと横になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この覆面の武家の後ろ姿に合点(がてん)のゆかぬ節々が幾つも現われてきます...
中里介山 「大菩薩峠」
...節々の痛む体を無理に起して寝床から放れた...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...骨の節々がひどく痛み...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...梯子(はしご)の上から節々を拔(ぬ)いた竹竿で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一節々々くつきりと認められると云つたやうなものが...
堀辰雄 「七つの手紙」
...少しずつでも節々に蘇ってきてはいるのだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...籠に入れられた犬のように節々がみしみしして来た...
宮本百合子 「一太と母」
...どうしてこの病気の原因になる体液が自分の身体の節々に宿るのかを知っただけ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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