...「管絃楽団の音楽に聴き入る」...
...「管絃楽に熟練した指揮者に導かれて演奏する」...
...「管絃楽器は音色や音域が異なるため、演奏者によって違う響きが生まれる」...
...「この曲は管絃楽を中心に作曲されている」...
...「管絃楽はオーケストラの一部を担う重要な音楽ジャンルである」...
...於是、彼等は其長紳をき、其大冠を頂き、其管絃を奏で、其詩歌を弄び、沐猴にして冠するの滑稽を演じつつ、しかも彼者自身は揚々として天下の春に謳歌したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...若殿様はまた詩歌管絃(しいかかんげん)を何よりも御喜びなさいまして...
芥川龍之介 「邪宗門」
...あるいは詩歌管絃(かんげん)の楽(たのし)みに従いて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...管絃楽団(かんげんがくだん)の指揮者(しきしゃ)が使う指揮棒(しきぼう)のようなものだった...
海野十三 「少年探偵長」
...将軍家のおたのしみは、お歌、蹴鞠、絵合せ、管絃、御酒宴など、いろいろございましたけれども、何にもまして京の噂を聞く事がおたのしみの御様子でございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...和歌管絃の御宴は以前よりさらに頻繁になつたくらゐで...
太宰治 「右大臣実朝」
...管絃(かんげん)の合間々々に皆が催馬楽(さいばら)を謡(うた)うのであるが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...今は世が末で管絃の名手もいなくなった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...管絃の宴を開いても一向面白くないのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...管絃祭第一夜、ぽん/\花火があがる...
種田山頭火 「其中日記」
...それでも彼は鶫(つぐみ)のように口笛を吹いて管絃楽の各楽器を真似(まね)ながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ケルンの管絃楽団が演奏するつもりらしかった序曲は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...最初は左近倉平の指揮する管絃楽団を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...まさに渾然たる犯罪の大管絃楽(オルケストラ)が演奏され出そうとしているのだが...
久生十蘭 「魔都」
...」「やむのを合図にデッキに並んだ管絃楽隊から『螢の光』の曲が起る...
三好十郎 「樹氷」
...彼もいわゆる詩歌管絃(かんげん)式な大名(だいみょう)の子ではありませんから...
吉川英治 「江戸三国志」
...ねがわくは、ご本国の概要を聞かせ給え」「されば、蜀はわが大陸の西部に位し、路に錦江(きんこう)の嶮をひかえ、地勢は剣閣(けんかく)の万峰(ばんぽう)に囲まれ、周囲二百八程、縦横三万余里、鶏鳴(けいめい)狗吠(くはい)白日も聞え、市井点綴(しせいてんてつ)、土はよく肥え、地は茂り、水旱(すいかん)の心配は少なく、国富み、民栄え、家に管絃あり、社交に和楽あり、人情は密に、文をこのみ、武を尚(とうと)び、百年乱を知らずという国がらです」「おはなしを承っただけでも、一度遊びに行ってみたくなりますね...
吉川英治 「三国志」
...また、弥山(みせん)のぼりの展望の大きいことだの、管絃祭やら、百八燈籠の行事だの、耳には聞きながら、ぼくの眼は、疑うわけでもないが、ほんとに笹はないのかしら、と道ばたばかり見まわしていた...
吉川英治 「随筆 新平家」
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