...箒星(ほうきぼし)の尾のようにぼんやり纏(まつ)わっていたのに相違ございません...
芥川龍之介 「疑惑」
...村の人間がしきりと箒星(はうきぼし)は凶事の徴(しるし)だと云つて心配するのさ...
犬養健 「朧夜」
...箒星(ほうきぼし)の尻尾(しっぽ)のようにぼうっとおっかぶさって怪しい光を放っている...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...夜這星(よばひぼし)に箒星...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...流れ星や箒星(ほうきぼし)と間違えられました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...箒星(ほうきぼし)が三つ四つ一処に出たかと思うような形で怪しげな色であった...
正岡子規 「熊手と提灯」
...今宵(こよい)は地球と箒星とが衝突すると前からいうて居たその夜であったから箒星とも見えたのであろうが...
正岡子規 「熊手と提灯」
...箒星(ほうきぼし)のお先走りでも承(うけたまわ)るつもりでいたし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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