...ほんのちょっとでも箒(ほうき)の柄や柄杓(ひしゃく)をふりあげようものなら...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...落葉した川柳が箒(ほうき)をさかしまに立て連ねたようにならんでいる...
有島武郎 「フランセスの顔」
...蝙蝠傘(こうもりがさ)と箒(ほうき)ばかり...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...箒を杖に屈んだ腰をのばして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...サギを箒(ほうき)を持つ役とし...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...それから箒(ほうき)をとってそれをごしごしきれいに白くこすった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「憂いを払う玉箒(たまぼうき)」などと...
高神覚昇 「般若心経講義」
...箒(ほうき)で掃除することに徹底して...
高神覚昇 「般若心経講義」
...軒に吊した籠や箒(ほうき)やランプの笠を吹き...
寺田寅彦 「やもり物語」
...竹箒を取ってそれを例の木立に立てかけた...
豊島与志雄 「人の国」
...あそこに箒のやうに風で曲つてゐる森が見えますね...
長與善郎 「青銅の基督」
...旦那がやかましいから箒目(ほうきめ)を入れておいたんです」思いのほか達弁にこう語り進みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は手に引つ越しの荷物をさげ、古ぼけた家具の類や、きたないバケツや、箒、炭取りの類をかかへ込んで、冬のぬかるみの街を歩きつた...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...と箒木(はヽき)を捨(す)てヽ欠(か)け出(だ)すに...
樋口一葉 「曉月夜」
...「……」黙って手にしていた竹箒を両手で横に高く差し上げ...
正岡容 「小説 圓朝」
...荒物やに庭を掃くのに萩(はぎ)の箒をたのんだら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...源氏物語もこの「空蝉」や「箒木(ははきぎ)」や「夕顔」の帖などは...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分を人間にしてくれたものは、このまんじゅうであると、平常(ふだん)、暇があれば、あの葛屋(くずや)という菓子舗(かしみせ)へ行き、薪を割り、箒を持ち、水汲みの手伝いなどまでしておるそうですから、それをご隠居さまがお好きなことなど、菓子舗の亭主から聞いていたものでございましょう」二十三終始、老公は感動のうちに聞いていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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